多くのセレブたちが注目して実際に取り入れているマクロビ。
正式にはマクロビオティックと言いますが、この食事法は日本料理が原点なんです!
すごくおしゃれなイメージなので、てっきり欧米で始まったのかと思いますよね?
この食事法は、内容を知ると日本の伝統食だと分かります。
玄米や、無農薬の有機野菜、砂糖を使わないなど、自然食品を使った料理です。
食事法を世界へ広めたのは、日本人の男性でした。
自然の食材を人工的に加工せず、その素晴らしい恵みを体へ取入れる。
その日本古来の風土がもたらす考え方なのです。
なぜ、こんなに海外の方にも注目されてブームになっているのか、その料理の内容とレシピの紹介をします。
目次
マクロビの料理はこんな特徴がある!マクロビレシピに挑戦しましょう!
基本的な食材のルール
- ①主食は玄米や全粒粉の小麦粉使用のもの
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②無農薬で作られた有機野菜をつかう
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③魚類は週に1回ぐらい、肉類と玉子は月に1回ぐらい
- ④豆類(豆腐や納豆など)・海藻類は毎日摂る
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⑤お砂糖は使わず、甘酒、てんさい糖など天然の甘み成分を使用。
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⑥梅干しなどのお漬物も毎日摂る(塩分を摂る目的もある。)
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⑦油は植物性の、なたね油やオリーブオイルを使用
(あくまで理想なので、動物性たんぱく質は少なめに摂ると考えましょう。)
内容をチェックすると、まさに昔ながらの日本の食卓というイメージです。
実際の普段のレシピは
- 玄米のごはん
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梅干しなどのお漬物
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お味噌汁(具材は旬の野菜を使用)
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のり
それぞれの食材の1日の摂るパーセンテージも目安があって、結構細かく決められているんです!
基本的なメインとなるレシピは以上ですが、最近はもっとカフェ風にいろんな食材を盛り込んで、おしゃれなレシピもあります。
どんなものがあるでしょうか?
マクロビを使った日本料理満載!こんなにあるマクロビのおすすめのレシピ!
①めはり寿司(和歌山熊野地方の郷土料理)
材料(玄米ご飯・高菜漬け・醤油)
作り方
- 高菜漬けを茎の部分を細かく刻む。
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刻んだ高菜の茎を玄米ご飯に混ぜる。
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形を俵型ににぎって高菜の葉をそれにまく。
(高菜を少し伸ばしながらまくときれいにまけます。)
※地元の人が農作業の休憩に食べていたおにぎり感覚の料理です。
②おやき(具は高菜や切り干し大根、かぼちゃ等)
材料(全粒粉もしくはそば粉・ごま油・醤油・くるみ味噌)
作り方
- 粉に水を入れてこねる。
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こね終わったら20分~30分ぐらいねかしておく。
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好みの高菜などの具材を生地で包んで丸める。
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ごま油で焼き色がつくまで両面焼く。
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両面焼けたら、少し水を入れて蓋をして蒸し焼きにする。
※信州の方の郷土料理ですが、具材は高菜や野沢菜、切り干し大根、かぼちゃ、ナスなど漬物や野菜を好みで入れます。
③すいとん汁
材料(小麦粉・あまった玄米ご飯・にんじん・ごぼう・かぶ等の野菜・あげ・昆布やシイタケのだし)
作り方
- 汁の具材の野菜を短冊切りに刻む。
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昆布と干しシイタケのだし汁をしょうゆベースに整える。
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汁が沸騰したら野菜を入れて煮込む。
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野菜がやわらかくなったら、小麦粉と玄米ご飯をこねてすいとんを作り、汁に入れる。
※少し汁に入れるときにべたつくので、スプーンを使って汁に入れると形もくずれないです。
④きんぴら
材料(ごぼう・にんじん・れんこん・醤油・ごま油)
作り方
- 刻んだ野菜をごま油で炒める。
- 具材がかぶるぐらいの水を入れて煮込む。
- 醤油を入れて水分が煮詰まるまで煮る。
(ごぼうから炒めたほうが、固さと火の通りもあるのでお勧め。)
※マクロビで基本的にとるおかずとして代表的なものです。
⑤抹茶ういろう
材料(白玉粉・玄米粉・甘酒・抹茶)
作り方
- 白玉粉を水で溶かして、そこへ玄米粉と抹茶と最後に甘酒を入れて混ぜる。
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型に混ぜた材料を流し込んで、鍋で蒸して完成。
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食べやすい大きさに切って食べる。
※砂糖を使わずできる和風のスイーツです。
まとめ
おしゃれで洋風なイメージのマクロビは日本料理がはじまり。
欧米化した日本人の食卓では、その健康食としての魅力に気付かない方が多いです。
海外のセレブの方が多くマクロビの食事法を取入れるのは、体型維持を必要としたり、美容に深いこだわりがあるからです。
それだけ日本の受け継がれてきた伝統食はすばらしいものです。
無理にすべてを取入れるのではなく、継続して心身ともに美しく健康的な体づくりをしましょう!