日本人にとってなじみ深い座り方というと、正座ですよね。
特に女性の方の方が正座をする機会が多いと思います。
姿勢を正してしゃきっと背筋が伸びている正座の姿は何といっても美しいですよね。
しかし、その一方で、正座をしてると足が太くなってしまうなんてことを聞いた事があるという方もいると思います。
足が太くなってしまうのが本当なら、女性にとっては大問題ですよね。
そこで、今回は、正座で足が太くなってしまう可能性や、予防法などお伝えしていきます。
目次
正座で足が太くなる?
正座で足が、太くなるかと言われると、それが直接の影響を与えているかというのは難しいところになります。
しかし、正座という座り方で太ると言われている理由には以下の点があります。
①血液循環に問題がある
正座という座り方は、簡単に言うと、両足を折り曲げて、上半身の体重を足で支えているという感じですよね。
この時、足、特に太ももの裏側や膝周囲などに圧がかかっています。
人間の身体では、血液が頭の先からつま先まで、一定の量を循環して、酸素などを送り続けています。
しかし、正座で足を中心に圧がかかった状態であると、足先まで上手く血液循環がされずに、血液が滞ってしまいます。
血液は、酸素だけでなく、老廃物なども排出する効果があるのですが、この滞りの結果、足に老廃物が溜まって、足の浮腫が気になるという状態になります。
もうお分かりだと思いますが、この浮腫が足を太くしてしまう原因でもあるのです。
また、浮腫だけでなく、長期的に続けていることで、セルライトなども出来やすくなる可能性があり、このことでも足が太く見えるという原因を作ってしまうのです。
②正しい正座が出来ていない
正座は背筋を伸ばして座るのが基本ですが、どうしても足がしびれてきたりすると猫背気味になってしまったりすることがあります。
姿勢が崩れると、足のバランスや骨盤などのバランスなども崩れてしまいがちなので、足が次第に太くなってしまうという可能性があります。
長時間正座をするとどうしても疲れが出てきますので、疲れた時には、足を崩すなど一休憩を挟むようにしたほうが良いでしょう。
足が太くなるのを予防しよう!
正座で足を太くさせない為に、いくつかの予防法をご紹介していきます。
①長時間の正座は避ける
正座をすると、どうしても次第に足がしびれてくると思います。
どんなに、正座になれている人でも、実は足の血流が滞ってしまうため、痺れや知覚が感じにくくなっています。
この状態を続けていると、浮腫の原因にもなりますし、足を太りやすい状態にしてしまいます。
どうしても正座で座らなくてはいけない時には、たまに足を崩したり、その場に立ち上がったりするなどして、足の血流の解放をしてあげてください。
②リンパマッサージなどを行う
1日の終わりでも良いですし、お風呂に入りながらでも良いので、足のマッサージをする習慣をつけると良いでしょう。
足の浮腫をとるには、リンパを流すということを意識づけると良いでしょう。
足のつま先から、ふくらはぎ、太もも、鼠径部と下から上へ流すイメージで行いましょう。
強い力は必要なく、両手で優しくさすっていくような感じで行うのがベストです。
やめたほうがいいの?あぐらは足が太くなる!?
まとめ
正座は、日本人にとっては、切り離せない座り方とも言えます。
足が太くなるのは嫌ですが、座らなくてはいけない場合もありますよね。
ちょっとした工夫で予防も可能なので、是非、正座をする時には意識してみてくださいね。