婦人病は女性特有の病気。
生理痛や生理不順、子宮内の筋腫やがん等、多くの女性が経験がある痛みやトラブル。
普段から体に起こる症状を、セルフチェックしておくと大きな婦人病の早期発見になります。
この症状が出たら危険!というポイントと、婦人病ってどんなものがあるの?という疑問を紹介します。
悩みのタネになっている婦人病も、毎日の生活習慣の見直しで解消していきましょう!
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婦人病とは具体的にどんなものをいうの?
- ① 生理痛
生理になった時から閉経するまで続くので、一番多く悩みを抱える女性が多い婦人病。平均して女性は35年ぐらいは生理が続くとされます。ただし、出血の量が異常に多いとき(ナプキンを1時間ごとに変えても真っ赤になってしまう量)は、子宮筋腫の疑いもあるので要注意!
血液にレバー上の塊がでるときは、冷え症やホルモンバランスの乱れで、血流が悪くなっている事があるので生活習慣の見直しが必要。
- ② 生理不順と無月経
様々な原因による生理不順と、まだ閉経でもないのに生理が来なくなってしまう婦人病。生理のサイクルは人によって違うものですが、一般的には28日周期で起こります。そのサイクルが何らかの問題で崩れて、いつまでたっても生理が来なかったり、無月経になったりします。
ストレスや体に負担のかかるダイエットが主な原因と考えられています。
- ③ 子宮内膜症
生理痛がひどい人はと、子宮以外のところで子宮内膜に似た組織ができてしまって痛みを感じている可能性があります。主に卵巣、卵管、膀胱等にできやすいです。腰痛や下腹が痛くなったり、排便する時の痛みもありますが、年齢は20代から40代の女性がなりやすいです。
血流がスムーズに流れず、だんだん汚れてドロドロの血液になっていくためにおこるものです。
- ④ 子宮筋腫
子宮の内側や外側に、こぶやしこりのような腫れができることを筋腫といいます。内側にできる場合は、生理痛がひどくなったり出血がひどくなります。出血が多いために貧血の症状が出る人も居ます。
外側にできる場合は、膀胱や腸の付近にできてしまうと、それぞれの機能を圧迫して痛みを発します。
30代や40代の女性に多い病気で、閉経するとこぶも小さくなっていきます。
セルフチェックで婦人病を早期発見!
毎日しておくといいのが、妊娠出産の事も考えると婦人専用の基礎体温をつけること。
それ以外にチェックしておくのは、生理中の毎月の症状。
痛みがひどかったとか、出血の量と血液の状態(塊がでたりしなかったか?)
少しでもいつもと違う痛みや症状が出たら、大きな病気の可能性もあるので、早めに検査を受けておくと安心。
さらに、生理日以外の不正出血、日頃からの貧血は、婦人病の疑いがあるので要注意!
不正出血は、子宮頸がん・体がんの恐れがあって危険!
腫瘍が大きくなって不正出血する可能性がある子宮のがんは、初期症状がでにくいので、気を付けなければいけないです。
早期発見で治療すれば、治るのも早いですからね!
貧血も、子宮筋腫になると出やすい症状です。
あまりにひどい場合は、筋腫の状態が悪化している可能性もありますので、早めの病院受診がお勧め。
※婦人病はセルフチェックのサイトで自分の悩みを解消できます。
女性の健康推進室 「ヘルスケアラボ」
普段から婦人病のリスクをさけるために、女性が気を付けるポイントは、
・ストレスをなるべくためこまずに発散するようにする。→ホルモンバランスに悪影響を与える。
・体の冷え対策をする。→血流が悪くなって栄養が体内に十分に行き届かず生理痛もひどくなる。
・バランスのとれた食生活を心がける。→偏りのある食生活は体内環境の乱れをまねく。
・睡眠時間より質の良い眠りをとる。→体内の細胞やリズムのメンテナンスが睡眠中に行われているため。
まとめ
婦人病になる人は、女性のかなりの割合で多いものです。
普段から体に起こる症状やトラブルを、自分でチェックしておく必要があります。
特に気を付けないといけない不正出血・貧血は、がんや筋腫のおそれもあるため、早めの病院受診で早期治療しましょう!
体のリズムを整える生活習慣を心がけ、自分の体をベストな状態に保てるようにすることが大切。