昔、風邪でもないのに発熱すると、「知恵熱」じゃない?って冗談でよく言われることがありました。
最近は、大人が原因不明の発熱に悩まされて問題になっています。
発熱する原因は、ウイルス感染によってそれを撃退するために体温が上がるタイプと、ストレス等の精神的なものによるタイプと2つに分かれます。
解熱剤を飲んでるのに熱が下がらない!と感じたら、もしかしたら「心因性発熱」の可能性があります。
ストレス性の発熱は、風邪と同じように人によって38℃ぐらいまで高熱になることもあるんです。
子どもよりも大人がなりやすいとされる、心因性発熱とはどんなものか紹介します。
目次
最近増えてる大人の発熱はこれが原因!
心因性発熱のメカニズム(発熱の体温によって原因が分かれる)
- ① 38℃以上の高熱の場合
強い緊張感や人間関係のトラブルでストレスがたまって喧嘩する等の、精神的にかなり急な変化を感じた時。 - ② 37℃ぐらいの微熱が続いている場合
毎日の生活での慢性的にストレスを感じている時になります。
(会社員の深夜勤務やハードな残業の疲れ、毎日続く介護疲れ等いくつかのストレスが重なってしまう状態の時。)
風邪なのか心因性の発熱なのか不明な時の判断できる症状
・解熱剤が一時的にしか効かなくて発熱が治らない。
・3週間以上発熱が続いている。
これらの症状等を感じたら、心因性発熱の疑いがあります。
心因性発熱の治療方法
薬を飲むだけでは治りにくいので、こんな方法で治療を行います。
・投薬治療
・瞑想や自立訓練法(リラクゼーション)
風邪の治療とは違って心のケアも必要な心因性発熱は、治療するのにも本人の状態によって期間も違います。
性格が原因?大人の発熱が出やすいタイプ!
心因性発熱になりやすいタイプ
・真面目で無理をしても頑張り過ぎてしまう人。
・完璧主義なところあって、最後までやり遂げないと気がすまない。
家庭の主婦にありがちですが、ちょっと体調が悪くても家事はしておかないと。。。と頑張り過ぎて疲れがたまっていき、段々体調不良になっていきます。
心因性発熱になったときの対処法
・仕事や家事等をすべてやろうとしない。
・何からしたらいいか順番を決めて優先順位の高い物から処理する。
・物事の時短をはかって休憩時間をとるための作業の効率化をはかる。
・横になって休息をとって眠らなくてもいいので目を閉じてリラックスする。
・無理に運動とか体を鍛えるとは考えないこと。
頑張りすぎる人って、とにかく終わらせるまでどんなに時間がかかってもやってしまう傾向があります。
休憩をとらずに作業するのは、かえって集中力も落ちるし、疲労も重なってくるので、こまめに息抜きしてリフレッシュをしましょう。
そのほうがマンネリ化しないし、効率もいいので心身ともに負担も軽くなって疲労も少なくなります。
まとめ
大人が解熱剤を飲んでもなぜか熱が下がらない発熱が増加しています。
色んな原因がありますが、最近多いのは風邪ではなくてストレス等の「心因性発熱」の疑いが強いです。
病院で診察を受けても特に異常が無かったり、解熱剤が効かない、3週間以上発熱が続いている時は、心のケアも含めた治療が必要。
投薬治療に合わせて、心理療法やリラクゼーションも行って、心のバランスを正常に戻してあげましょう。
無理に何でも最後までしようと考えず、効率的にできるように考えて、少しでも休憩する時間を作れるように考える事が大切。
気持ちをゆったりと楽にして、毎日の生活を無理なく過ごすように心がけましょう。