さまざまなスポーツ選手から、若者から高齢者まで身につけている磁気ネックレス。
実は効果があった!という人も科学的に証明されているわけではないんですね。
これって厚生労働省も認可している医療機器なんです。
ここでは磁気ネックレスの効果、真実についてご紹介します!
目次
磁気ネックレスの効果はあるの?
磁気ネックレスをつけて効果があったという人も少なくありません。
しかし、その効果は科学的には証明されていないんです。
磁気ネックレスが磁気を発生させ、その磁力が血液内のヘモグロビン、鉄分に影響を及ぼして血流をよくします、とか、
磁力が血液中のイオンを活性化させ、神経を柔らかくする、とか、いろいろな効果がうたわれていますが、
これらの効果が本当に科学的に証明されているかと言われればそうではないんです。
なので、確実に効果があると言い切ることができるものではないんですね。
厚生労働省が医療機器として認可している!
しかし、厚生労働省は、磁気ネックレスを管理医療機器として認可しています。
では、管理医療機器とはなんでしょうか?
実は、厚生労働省が認める医療機器には大きく分けて3種類あるんです。
順位は副作用の少ない順番から分けられています。
クラスⅡ 管理医療機器
クラスⅢ 高度管理医療機器
ではこれらの医療機器を種類別に見ていってみましょう。
クラスⅠ 一般医療機器
副作用のない、もしくは副作用があっても生命や健康に影響を与えるおそれのないもの、とされています。
この医療機器は承認は必要ではありませんが、厚生労働省に対する届け出は必要です。
例えば、絆創膏やX線フィルム、吸入器、医療用ピンセットなどがこれにあたります。
クラスⅡ 管理医療機器
この医療機器は、副作用があるおそれがあり、適切な管理が必要なものとして、厚生労働省による承認が必要なものです。
磁気ネックレスは、この管理医療機器にあてはまります。
他に管理医療機器にあたるのは、コンドーム、家庭用マッサージ機、歯科用合金、MRI装置、CT診断装置、自動電子血圧計もこれにあたります。
クラスⅢ 高度管理医療機器
これは副作用が起きた時に生命や健康に重大な影響を与えるおそれがあり、適切な管理が必要とされるものです。
高度管理医療機器にあてはまる医療機器とは、コンタクトレンズ、輸液ポンプ、ペースメーカーなどです。
なんと、磁気ネックレスはクラス2の管理医療機器として、厚生労働省に認可されているんです。
けれども、認可されたのは昭和36年。この時の認可はアンケート調査だけであって、現在にように充分な調査がされていたわけではないようです。
また、厚生労働省が認可しているとはいえ、この医療機器としての分類わけは、効果効能を保証するものではなく、副作用に重点がおかれたものなんです。
危機(副作用)を管理する医療機器、ということで、管理医療機器なんです。
副作用のあるものをいかに管理するか、という分類なんですね。
実際に磁気が人の体に影響を及ぼすのは2テスラと呼ばれる単位で、2テスラになると、悪影響を及ぼすのだそうです。
なので、磁気ネックレスの30~200ミリテスラという磁気の強さが、どの程度人体に影響を及ぼすかは、はっきりしていないんです。
ちなみに筆者も昔、磁気ネックレスをしていたことがありました。
効果を信じて、1年ほど、辛抱強くつけ続けたのですが、効果は感じられませんでした。
肩こりに肩ボトックスってどうなの?
肩こりは、現代病の1つとして、多くの人が悩んでいる症状の1つです。
肩こりが進んでしまうと、頭痛や、吐き気などの症状も出る事があり、日常生活に支障がででなにかと大変ですよね。
特に、女性は筋肉量が少ないので、男性より患者数が圧倒的に多いとも言われています。
改善法として、肩こりには、肩ボトックスが良いなんて聞いたけど、効果があるなら試してみたいと思う反面、副作用とかあるんじゃないの?と心配になりませんか。
副作用が恐いけど、肩こりはもっと嫌と施術を受けるかどうか迷っているあなたに、肩ボトックスの効果や安全性をこちらでご紹介しています。
あわせて参考にしてください。
磁気ネックレスって効果あるの?科学的根拠は?実は医療機器!のまとめ
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磁気ネックレスの効果が、決定的に科学で証明されているわけではないことがこれでおわかりいただけたと思います。
でも、実際に効果があった、体調が楽になった、という人もおり、それはその人に効果があったのですから、磁気ネックレスがあっていたのかもしれません。
こんなに科学技術の進んだ現代においても、実際に人間の体のことは、まだまだ解明されていないことがたくさんあります。
なので、今はまだ磁気ネックレスの効果をはっきりしめせなくても、いつかはわかるときが来るのかもしれませんね。
効果を感じられたという人は、つけ続けてもいいのではないでしょうか。