お子さんのオネショに悩んでいませんか。
なんとなくまだ大丈夫かな。
そろそろなくなって欲しいなと思っているママ達にとって最初の関門は幼稚園や保育園のお泊り保育という方が多いのではないでしょうか?
そこで初めてお友達のママと「大丈夫?うちはまだ不安なの」という会話になり、自分の子の他にも同じようにオネショに悩んでいるママがいる事を知ったという方もいるでしょう。
調べてみると小学校入学時でもまだオネショがあるというお子さんは1割~2割いるそうです。
目次
長男小学校2年生のおねしょの回数・時期・対策など
我が家の現在2年生の長男もそうでした。
昼間のオムツが外れたのは2歳8カ月。
遅くもなく早くもなく平均的なところでしょうか。
ですが、夜のオムツはなかなかはずせませんでした。
年長さんのお泊り保育も先生に頼んでこっそりオムツ。
本人が望むので、民間の自然学校が開催しているキャンプなどにもその年齢からたびたび参加させてきましたがこれも毎回オムツ。
多少恥ずかしがってはいましたが、みんなにわからないようこっそりオムツをはかせてもらうよう先生にお願いすると、息子の場合はそれほど気にする事もなく参加していました。
実は私自身もなかなかオネショが治らなくて母親に怒られていた記憶があります。
治ったのがいつだったのかはっきり覚えてはいませんが、1年生頃には自然と治ったような気がします。
ですので、息子のオネショも低学年の内には自然と治っていくものと最初はそれほど難しく捉えてはおりませんでした。
息子の場合は夏場には一時的にオネショの回数が減るのです。
そこでもう大丈夫かなと思っていると、寒くなってくるとまた回数が増えて1年生の冬から2年生の春で週に2~3回以上だったでしょうか。
かなり多いですね。
オネショ対策として我が家が実践していた事
- 夜中は起こさない
- オネショをしても怒らない
- 夕方以降、夜の水分摂取に気をつけた
- 寒くなるとオネショが増えるので冷えに気をつけた
- オムツと防水シーツで対処
自分がストレスに感じてしまうぐらいならとオムツを履かせてしまっていたのですが、そこには常に、いつまでもオムツをはかせるのがいけない、だからオネショが治らないのだろうかという葛藤もありました。
覚悟を決めてオムツを外してみるも、雨の日に限ってオネショをしてしまったり、オネショが何度も続く事によってついイライラしてしまう。
怒らないようにしているつもりなのに、チクチクと言ってしまう。
オネショに悩むママならばよくわかると思いますが、子どもも親も本当に辛いものですよね。
さすがに、2年生を迎える頃には本当に治るのだろうかと私も不安になり始めました。
そんな時に学校から配布されたある冊子にこんな見出しを見つけたのです。
6~7歳のオネショは治療すれば3カ月程で治ります!?
夜尿症・・・5、6歳を過ぎても月に数回以上オネショする事
子どものオネショに悩むママには「夜尿症」という言葉だけはなんとなく聞いたことがあっても、それなら自分の子はいつまで様子を見ればいいのか、いつ病院に行けばよいのかがわからないという方も多いのではないでしょうか。
私もそうでした。
そして、この見出しを見る事で、夏休みには習い事の合宿も控えているし、本当に簡単に治るのなら治療してあげたいという思いが現実のものとして強まったのです。
この時我が家では次男の方が昼間のオムツはずしと共にすんなり夜のオムツが外れてしまっていたので、長男は弟からバカにされるようになっていました。
そして、一番下の三男が2歳でトイレトレーニングを始めた為、出来れば三男よりは早くオネショをなくしてあげたいとも思ったのです。
実際に泌尿器科を受診し治療したときの経過
①2年生の夏休みに入ってすぐに近くの泌尿器科を受診しました。
○オネショ日記をつけるように指示
オネショ日記とは、
- オネショをしたかどうかを○×で記入。
- オネショをした日はなぜそうなったか考えられる理由を記入。
- 一日1回ぎりぎりまで我慢した時のおしっこの量を測り記入。(我慢尿量)
それから息子に「オネショ本当に治したい?」と先生から何度も確認されました。
オネショを治すには本人の強い意志が必要であるとのことです。
先生には「大丈夫!すぐ治るよ!ついこの前まで来てた子も3カ月ですぐ治っちゃったよ!」
と言われましたが、最初はオネショ日記を宿題として与えられただけで、服薬等の指示もなかった為正直半信半疑でした。
②2週間後再受診
○オネショ日記を継続
○服薬開始
2週間オネショ日記をつけてみてわかった事は、昼間ぎりぎりまで我慢させた時のおしっこの量(我慢尿量)が息子の場合は50~100cc。
夏で汗をかいている為かと思いましたが、それにしても少ないことがわかりました。
我慢尿量は、
- 1年生で150cc以下
- 2年生で200cc以下
- 3年生で250cc以下
であれば、おしっこをためる力が弱いと言えるのだそう。
これが「300ccためられるようになったらもうオネショはなくなるよ」というのが先生のお話でした。
なぜオネショをするのか、それは膀胱がおしっこをためられないからなのだ。
実際オネショ日記をつけて息子の我慢尿量を知ることでその理由と、おしっこをぎりぎりまで我慢することが膀胱を広げる訓練になるのだという先生の説明をシンプルに理解することができたのです。
夜尿症には三つの型
- 多尿型・・・一晩の尿量が普通は200cc以下なのが、250cc以上と多いタイプ
- 膀胱型・・・膀胱が小さく、おしっこをためられない。我慢尿量が少ないタイプ。
- 混合型・・・多尿型と膀胱型の二つのタイプを合わせもつタイプ
息子は我慢尿量が少ない膀胱型と言う事で、過活動膀胱などの治療に用いる抗コリン薬が処方されました。
これは膀胱を広げておしっこをためやすくする薬だそうです。
③2週間後再受診
○オネショ日記
○服薬継続
オネショ日記をつけ始めてから1カ月。
息子の我慢尿量は200ccから多い時は250ccまで貯められるようになってきました。
オネショの回数も2週間のうち1~2回とかなり減りました。
④更に2週間後再受診
○オネショ日記
1ヶ月間続けた服薬はここでストップしました。
我慢尿量は250cc~300ccになりました。
オネショは服薬を中止してすぐ2回程ありましたが、その後はなしでした。
⑤1カ月後再受診
○オネショ日記
1カ月間オネショなし。
⑥更に1カ月後受診
オネショ一度もなく無事に治療卒業
という事で、息子は3カ月半で治療完了となりました。
以上が「膀胱型の夜尿症」と診断された息子が実際に受けた治療の流れとなります。
治療前からはとても考えられない事ですが、オムツをしなければという不安感も全くなくなりました。
さいごに
今では、こんなに簡単に治してあげられるならばもっと早く治療してあげればよかったと思っています。
ですが、3カ月半の治療期間は息子にとってはプレッシャーもあったと思いますし、簡単ではなかったかもしれません。
息子は本当によく頑張りました。
最後に、オネショに悩んでいるママはまずは試しにお子さんの尿量を測る事をお勧めします。
それがお子さんの体の状態を知り、受診をするきっかけや目安となることでしょう。
オネショが長引くと、段々と恥ずかしがってお布団を濡らした事をママに隠すようになったり、それによって自信をなくしたり、お子さんの心に影響を及ぼす事もあります。
年齢が上がるほどに、修学旅行や合宿など、一人で宿泊する機会も増えてきます。
自信を持って送り出してあげられるよう早めに克服してあげたいですね。
私の経験が受診を迷っているママ達にとって少しでもアドバイスになれば幸いです。