食欲がない時に食卓に漬物があると、思わずご飯もすすみますよね?
昔ながらの食べ物なのに、最近はレシピも豊富で、使われる野菜もどんどん新しくなりました。
発酵食品、保存食としても数多く親しまれているレシピも、すごく注目されています。
お漬物だけで料理本が発売されたりと人気もアップ!
野菜がメインなので、シンプルながらも栄養面とか塩分控えめに作るとか、研究も盛んです。
そんな多くの可能性をもったお漬物を、レシピと合わせて紹介します。
目次
郷土色豊かなお漬物が多い飛騨地方!人気のアレンジレシピとは?
飛騨地方は岐阜県の山あいの地域で、昔からお漬物を始めとした保存食が日常的に作られていました。
親子でそのレシピを受け継いで、「おふくろの味」として家庭で楽しまれています。
おばあちゃんの知恵とか雑学とかが、よくテレビや雑誌で最近大きく取り上げられて、ちょっとしたブームになっているそうです。
昔ながらの家電等を使わないで色々していた食事が、今の時代に見直されてきたのは、それがヘヘルシーな料理として見直されてきたからです。
今でも伝わるお漬物の美味しいアレンジレシピを紹介します!
① 漬物ステーキ(飛騨地方の名物です。)
【若宮食品】【冷蔵】若宮 たべきり飛騨 切漬本造り 5袋入り たべきり飛騨 切漬本造り【ラッピング不可】
↑若宮食品がおすすめで、こちらの漬物で作れます!
【材料】
- きり漬
- しいたけ
- 卵
- 味噌またはしょうゆ
- サラダ油またはバター
- お好みできざみのり・七味・ごまなど
【作り方】
- 1.漬物は袋から取り出し、作るちょっと前にざるに上げて水気をきっておきます。
- 2.しいたけは細切り、卵はときほぐしておきます。漬物はお好みで食べやすい大きさに切ってください。
- 3.フライパン(またはホットプレート)を熱し、サラダ油またはバターでまずしいたけを焼きます。
しんなりしたてきたら漬物を加えて炒めます。 - 4.隠し味としてしょうゆか味噌を少しだけ加えます。味を見ながら調節してください。
- 5.全体的に火が通ったら、きり漬のまわりにとき卵をまわし入れて焼きます。
ここで卵を混ぜないのがポイントです! - 6.お好みで七味・きざみのり・ごまなどをふって盛りつければ出来上がりです。
② 煮たくもじ(漬物の煮ものです。)
漬物を余すことなく美味しくいただくために、ちょっとつかり過ぎたものを煮物にします。
【材料】
- きり漬
- しょうゆベースのだし
- 砂糖・お酒・たかのつめ(刻んだ唐辛子でもOK)
【作り方】
- 1.ちょっと漬けた期間が長すぎて酸味が強くなったきり漬を塩抜きします。(2時間ぐらい)
- 2.塩抜き終わったらお湯で洗って水けをきる。
- 3.漬物をだしに入れて少し煮込んだら、お砂糖・お酒・たかのつめを入れてさらに煮込む。(だいたい30分ぐらい)
※だしを入れずに塩抜きした漬物をしょうゆだけで煮込む場合あり。
③ 漬物すし
回転寿司でもたまに見かけるお漬物の握りずしは、だいたいなす・赤かぶのお漬物で作られます。
【材料】
- 赤かぶ・小なす漬け
- ご飯
- 寿司酢
【作り方】
- 1.握りずしにのせる漬物をシャリにのせやすい厚み(5ミリぐらい)にスライスして切る。
- 2.寿司のご飯を炊いて15~20分ぐらい蒸らしておく。(ご飯は少し硬めの方がお寿司には良いようです。)
- 3.蒸らし終わったご飯を、寿司おけ(大きいボール)に移して、寿司酢を全体にふりかける。
- 4.しゃもじでご飯をきるようにまぜ、寿司酢をまんべんなくまぶし、米粒につやがでてきたら握って漬物をのせる。
飛騨の美味しい漬物と言えば赤かぶ!食欲がわくレシピとは?
赤かぶのお漬物の人気商品はお土産としてもおすすめ!
- ・赤かぶまる漬け(お酢やみりん、唐辛子等で漬けたかぶ)
- ・雪見かぶら(スライスしたかぶをりんご酢やみりん等で漬けたもの)
- ・味どろぼう(かぶを細かく刻んで、ごまやしそ等の材料と混ぜてお酢等の材料に漬けたもの)
※漬け方と商品のお値段や他のラインナップもリンク先でチェック!
この3つがかぶのお漬物の代表的な人気商品で、白いかぶでなくこの辺りでは赤かぶをお酢をベースに漬けるのがこの地方の特徴。
飛騨地方に観光に来る人は、一度食べると病みつきになるほど美味しいと、赤かぶの大ファンになる人続出!
この赤かぶを使用したお勧めレシピを紹介します!
① 漬物ピラフ
味どろぼうの漬物をご飯と混ぜてピラフにします。
【材料】
- 味どろぼう漬け(赤かぶ漬けを細かく刻んでもOK)
- ご飯
- しいたけ、にんじん、山菜、ごぼう、塩コショウ
【作り方】
- 1.漬物の水けをきっておく。
- 2.にんじん、ごぼう、しいたけを細切りに切る。(山菜はお好みで)
- 3.サラダ油かバターで野菜と漬物をしんなりするまで炒めて、ご飯を入れて具材と合わせて混ぜ込んで炒める。
- 4.ご飯に混ざったら塩コショウで味をととのえる。
② 焼きおにぎり(おにぎり)
漬物が苦手なお子様でも混ぜご飯のおにぎり感覚で美味しくいただけます。
【材料】
- 味どろぼう漬け(赤かぶ漬けを細かく刻んでもOK)
- ご飯
- ごま、山菜(野沢菜でもOK)、しょうゆ
【作り方】
- 1.漬物の水けをきっておく。
- 2.漬物とご飯を混ぜておにぎりを作る。
- 3.表面が乾燥するまで置いておき、しょうゆをはけでぬる。
- 4.焼き網に乗せて軽く焦げ目がつくぐらいまで焼く。
※この他にも味どろぼうの漬物をお茶漬けにしたり、サンドイッチに挟んだり、アレンジは多彩!
まとめ
一言に漬物と言っても、ご飯のお供だけの食べ方ではありません。
最近はその漬け方だけでなく、漬物を使ったアレンジ料理も注目されていて、それがイメージと違った美味しさなので、ますます人気も出てきました!
家庭の保存食として受け継がれてきたものが、こうしてテレビや雑誌でもお目にかかるぐらいに発展したのは、栄養や健康食としての研究がすすんだため。
自分の地域ならではのお漬物は山ほど存在しますので、沢山チェックして楽しみながら食卓にアクセントを加えてあげましょう!