山菜採りは自分でしたことがなくても、最近はスーパーで置いてあることがあって、気軽に楽しめるようになりました。
山菜の採れる時期って、「春」というイメージが強いですよね!
春は確かに木の芽時と言われ、山菜が美味しくいただける季節ですが、実は1年中採れる物なんです。
その代表的なものをあげると、ハウス栽培でも育てている「三つ葉」。
お正月明けに七草粥をいただくのも、山菜に入るんです。
身近にあって楽しめる山菜は、実は縄文時代から食べる習慣があって、飢饉のとき等に人を飢えから救ったという話もあるほど歴史が長いです。
そんな山菜の魅力と実際に採りに行く時のポイントを紹介します。
春の時期の山菜採りを楽しむには自分だけで行くのは危険!
どうして山菜採りって、自分たちだけで行くのはダメだとよく言われているのかご存知ですか?
それはこんな理由があるからなんです。
・山は必ず持ち主がいるので勝手に入ってはいけない場所もある。
・山菜はたくさん食べたいと言ってあるだけ全部採ってはいけない。
・山菜のある場所にはクマがでることもある。
山はいくら雪が少なくなってくる春先でも、危険がいっぱいです!
自分の判断では対応できないことが多いので、必ず経験者やツアー等で大人数で出かけるのがおすすめです。
山菜には採り方のルールがあって、野菜と違って土や気候など、それぞれ適している環境の中で自生するもので、種や苗でどんどん増えていくわけではありません。
まだ食べ頃になっていない山菜は、今後の発育を考えて採ってはいけません。
時期を逃して成長しきってしまった山菜も採らないようにしましょう。
根こそぎ採ってしまうと、自生するものは次の年にその場所に生えてこなくなってしまうんです。
山菜の保存と次につながる採り方をよく理解して採りましょう。
・ウドやタケノコはナイフを使用して土ギリギリの所で切る。
・ワラビ、ゼンマイ、たらの芽などは、自分の手でポキッと自然に折れるところから採りる。
(それより下は固くて食べられません。)
山菜採りツアーへ参加して自然の恵みを堪能しましょう!
山菜採りは長野県の信州辺りは山が多くてツアーも盛んで参加しやすいです。
信州では寒さも和らぐ春から初夏にかけて、スーパー等で数多くの種類の山菜が出まわります。
タラの芽・わらび・ぜんまい・フキ(普段からスーパーでも見かける物です。)
こごみ・のびる・山ウド・イタドリ・水辺のセリ・クレソン(都会ではあまり見かけない味も最高!)
一番人気のタラの芽などは、自生している自然の山の採れたての風味と味も格別です。
ツアーの魅力は、山の入山規制等を主催者側があらかじめ調査済み。
しかも、初心者でも安心な地元の山菜採り名人が案内してくれるツアーが多いので、自然も満喫できて確実に山菜採りができます。
タラの芽って、とげがあって採りにくいんですが、採り方の裏技も教えてもらえますよ!
おすすめの山菜採りツアー①
信州八ヶ岳 松原湖高原
(長野県南佐久郡小海町豊里)
小海町は、2016年の大ヒットアニメ「君の名は。」の新海誠監督の出身地。
松原湖は、映画に出てくる「糸守湖」の最初のイメージと発言されていて、「聖地」の一つになっていて観光スポットとしても有名です。
・山菜採りツアーが行われる時期(毎年若干の変動があります。)
日時 4月中旬~6月下旬
土曜日は午後1時半~4時 日祝日は午前9時半~12時 (連休中は午後午前両方)
料金: 1000円(中学生以下無料)
問い合わせ先 小海町観光案内所 電話:0267-93-2005(要予約)
車の場合:上信越道佐久IC・中央道長坂ICから国道141号経由約60分
または中央道小淵沢ICから八ヶ岳横断道路・国道141号経由約60分
電車の場合:松原湖駅から町営バスで約10分
・山菜採りに出かける時の持ち物
熊よけ用の鈴、ラジオ、長ぐつ、軍手、水と非常食を少し持参、ビニール袋。
おすすめの山菜採りツアー②
時期:2018年4月21日~6月17日(予約受付中)
対象:中学生以上。小学校高学年(4~6年生)は保護者同伴で可能
料金:
山菜採り1日ガイド:7,000円
山菜づくしディナー:2,500円
おにぎりセット:500円
長靴レンタル 23㎝~28㎝:300円
レインウェアレンタル 140㎝~:1,000円
料金内容(税込み価格)
ガイド料、軍手、収穫用のビク、地図、移動費、保険料。
野尻湖周辺の山々には美味しい山菜がたくさん!
初めて参加した人は「こんな草が食べられるの?」とびっくりすることが多いそうです。
「おにぎりセット」は、山菜採りハイキングの途中で信濃町・落影農場産のお米を使用した美味しいおにぎりを食べることができます。
また自分で採ってきた山菜を調理して食べる山菜づくしディナーでは、旬の山菜を新鮮なうちにいただくことができます。
必須
・ハイキングや山歩きの服装(長袖、長ズボン)
・当日の昼食と飲物
※LAMPのおにぎりセットを予約するか、ツアー前に一度コンビニへ寄りますのでそこで各自用意。
・帽子
・レインウェア(上下に分かれたもの)
・長靴(丈の長いもの)
・リュックサック
・保険証
あると良いもの
・ハンドタオル
・替えの靴下
・虫よけスプレー
・折り畳み式簡易座布団
問い合わせ・申し込み⇒サンデープランニング
まとめ
山菜採りは何かと注意点が多く、自分だけで行くのはおすすめできません。
経験者や山菜の知識豊富な人と一緒に行くツアーも多いので、各地のツアーをチェックしてみましょう。
長野県の信州方面は、山が多い地域ならではのツアーも豊富で山菜をその場で味わえて大満足できます。
豊かな自然の恵みを、マナーを守って山菜採りを楽しんで、春のアウトドアを楽しみましょう。