箱根駅伝に出場する選手がつけているゼッケンには「1-3」というように数字が書かれていますよね。
あの意味ってご存知ですか?
また、スタート地点で審判員が選手のゼッケンについているチップを確認していますが、あれってなんのために付いているんでしょう?
ここでは、箱根駅伝のゼッケンの数字やチップについてご紹介します。
目次
箱根駅伝のゼッケンの数字の意味は?
箱根駅伝のゼッケンの数字は前半と後半でそれぞれ意味が違います。
箱根駅伝のゼッケンの数字の意味~前半部分~
前半の数字はエントリーナンバーです。
つまり前年度の順位or予選会での順位を表しています。
エントリーナンバー1~10は前年度の順位でシードとなる10校がつけることになります。
エントリーナンバー「1」は、前年度の優勝校です。
エントリーナンバー11~20は今年度の予選会の順位です。
なので、エントリーナンバー「11」は予選会を1位で通過した学校、エントリーナンバー「20」は予選会を10位で通過した学校ということになります。
箱根駅伝のゼッケンの数字の意味~後半部分~
後半の部分は何区にエントリーしたかを表しています。
箱根駅伝では1校につき補欠も含めて16人の選手がエントリーされます。
区間エントリーは毎年12月29日に行われるのですが、その時に1区~10区で走ることをエントリーされた選手はその数字を。
6人の補欠選手については11~16の数字が与えられます。
ここでちょっと余談なんですが、1区~10区にエントリーされた選手ってその区間しか走ることができないんです。
でも、補欠選手は当日エントリー変更によって1区~10区のどの区間でも走ることができるんです。
選手の調子や監督の考えで、「誰が何区を走るか」、「誰に何区を走らせるか」がすでに決まっているのか。
それとも当日の様子を見て決めるのか。
こういう心理戦もあるのかな~と思うと、また違う見方もできますよね。
話を戻しますが、例えばゼッケンに「1-5」という数字が書いてあった場合「前年度の優勝校で5区にエントリーした選手」という意味になります。
ちょっと言い方を変えると、すでに5区にエントリーされているので他の区間を走ることができない選手、ということです。
箱根駅伝のゼッケンについているチップは何のため?
箱根駅伝のスタート直前に、審判員が選手のゼッケンについている小さなチップを確認しています。
あれはICチップで、自動的に選手のタイムを計測できる仕組みになっています。
そうじゃないと、瞬時に記録を計測することは難しいですよね。
大きさは大体3cm×4cm×5mmぐらいです。
スタートやゴール地点、タスキをつなぐ中継ポイントにアンテナを設置し、チップを付けた選手が通過すると認識されるのです。
まとめ
箱根駅伝の選手がつけているゼッケンの数字やICチップについてまとめてみました。
私も家族も箱根駅伝が大好きで、毎年実家に帰省して全員一緒にテレビ中継を見るのが恒例になっています。
毎年繰り広げられるドラマは見ものですよね。
それに加えてこういったゼッケンの数字などの豆知識もあると、箱根駅伝がもっと楽しめるようになりますよ。
次の大会も楽しみですね!