子育ても2年ほどすると、そろそろ慣れても良いころ・・
なのに、子どもは1歳台に芽生え始めた自我がますます強くなって、イヤイヤ期と言われる、第一次反抗期にも突入して、なんだか毎日、イライラしてしまう。
ママはこんなに気をまわして、家事に育児に一生懸命なのに、相変わらずパパは自分のことばかり。
子どもが2歳に突入したタイミングで、ママのイライラも絶頂期に入りがちです。
イライラするのは、子どものせい?
それともパパのせい?
もしかして、自分の許容範囲が狭すぎるのかな?
こんなにイライラして、子どもに悪影響は?
精神的に毎日、イライラしすぎてクタクタなんだけど・・というママは、実は、自分だけではありません。
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目次
子供のイヤイヤ期は、ママのイライラ期?
「あれもイヤ、これもイヤ、答えはいったいどこにあるの?!」というのが、イヤイヤ期。
まだ、うまく言葉も操れないこともあって、子どもはイヤイヤしか言わない。
こんな子供相手にイライラして、大人げない・・と、自己嫌悪に陥ったり、こんな母親じゃダメだ・・と、自己否定に走ったりしてしまう。
精神的に落ち込んでいるけれど、子どもはお構いなしに、我が道を行く。
優しくいられるときには何でもない事でも、イライラしていると怒りが増長してしまう。
いままで、自我の芽生えといっても、比較的、ママの言いつけをそれなりに守ってくれていた(ように見える)子供ですが、2歳を迎えるころは、身体だけではなく、心が随分と成長をして、意志表示を始めてくるようになります。
なによりも、その「イヤ」という言葉、毎日聞いていると、まるで「自分が否定されたような気になってしまう」から、余計にイライラしてしまっていました。
2歳を迎えるころに、ある「イヤイヤ」とママのイライラの例、あるある・・ではないでしょうか。
スーパーでのイヤイヤ
カートに乗る、というから乗せると、今度は降りる、と言っては泣き叫ぶ。
そもそも、自分で乗りたいって言ったんじゃない!と、イライラ・・
チャイルドシートのイヤイヤ
車に乗るときは、チャイルドシートに乗ることを知っているくせに、嫌がって全力で抵抗する。
ベルトを装着するころには、すでに疲労困憊・・
食べない!イヤイヤ
お腹が空いているからこそ、食事を準備したら、食べないと首を横に振って食事拒否。
そんなに食べたくないワケ?!なら、食べなくて結構ですけど!と、イライラ・・
お風呂に入りたくない!イヤイヤ
毎日、決まった時間にお風呂に入っているのに、遊びに夢中になっている時には、全力で拒否。
よく響くお風呂の中でも泣き叫んで、まるで虐待しているみたい・・
買い物に行ったら、自分の欲しいものを買わないと気が済まない
魔のお菓子コーナーに寄らないだけで、大声で叫んで、その場で地団駄踏んだり。
スーパーで足りないものを買うだけなのに、なんでこんなにイライラするの・・
イライラしたときの気持ちの落ち着け方
イライラしないように、なんて、良く見聞きしますが、それが出来ていれば、ハッキリ言って苦労しません。
なにより好きでイライラしているわけではないし、そもそも、こんなに子供を愛しているからこそ、イライラしている自分に嫌悪感すら感じているんですから。
だけど、そのままイライラしっぱなし、というのは、精神衛生上、良い事ではありません。
子どもから距離を置く
子どもの安全を確保し、別室やトイレなどにこもってみます。
大きく息を吸って、スマホなどを持ち込んで、数分から10分程度ゲームをしたり、ネットサーフィンするのもオススメです。
愚痴を吐けるSNSに、思いっきり愚痴を投稿するのも良いでしょう。
物理的な距離を置くことで、気持ちが落ち着いて、冷静になることが出来ます。
保育園や家族、ファミサポ、一時保育などへ預けて、長い時間、距離をあけることもいいでしょう。
自分のことをする
自分を犠牲にしてまで、子どものお世話に没頭しているなら、一旦、離れてみましょう。
こちらは精神的な距離を置くことになります。ネイルケアが好きなのに、ふと見ると爪も手もカサカサ。
ヘアメイクが好きなのに、髪も振り乱して、化粧もそこそこ。
そんなときには、しっかりと時間をとってでも、少しお金を使ってでも、ケアしてみてください。
いつも、いつも、子どもの為に使ってきた時間とお金を、少しママに使ってみるのです。
ほんの少し使うだけで、驚くほど豊かに充たされた気持ちになります。
ママが、ママ自身を充たすことで、子どもとの向き合い方が違ってくるはずです。
「言うことを聞かせる」ことを諦める
イライラするときは、往々にして「ママの言うことを聞かせたいけれど、言うことを聞かない」だからイライラする、ということが多いはずです。
なので、言うことを聞かせるのを諦めてしまうのです。
命があって、健康に生きているなら、大丈夫。くらいの大きな気持ちで、今日は「言うこと聞かなくていいよ」と接すると、「死んでないから大丈夫ね」というくらいに求めているレベルが低すぎるせいで、子どもが何かしてもゆったりした気分で見守ってあげることが出来ます。
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まとめ
子どものイヤイヤは、止められません。
子どもの成長過程に必要な時間ですし、イヤイヤを経て、受け止めてくれる人がいることを知っていく時期でもあります。
子どもから物理的に距離を置いても、自分を充たしても、子どもが言うことを聞かなくても、子どもへの愛情は変わらないはずです。
ここは、子どもよりも大人のママが、少しだけ考え方を変換させて、ママのイライラ期を上手に過ごしてみてはいかがでしょうか。
ママと子供の二人三脚で乗り越えた先には、もっと強い絆が芽生えているはずですよ。