赤ちゃんの頭の凹んでいる部分『大泉門』を押してしまった!という経験ありませんか?
私も第一子をお風呂に入れていた時、手がすべって押してしまいドキドキしたことがあります(≧▽≦)
結論から言うと、大泉門は少々押したりしたぐらいでは特に問題はありませんので心配しなくて大丈夫です!
今回は赤ちゃんの頭のへこみ『大泉門』とは何なのか?どうして押したり触ったりしても大丈夫なのか、大泉門の様子からわかる異常などをご紹介します。
目次
赤ちゃんの頭のへこみ『大泉門』とは
頭蓋骨というのはもともと一つの骨ではなく、いくつかの骨が合わさってできています。
大きくなるにつれて、それぞれの骨は結合していくのですが、生まれたての赤ちゃんの頭の骨はまだ結合されておらず、いろんなところに隙間ができているんです。
図のように頭の前の方にある隙間が『大泉門』と呼ばれるもので、おでこの少し上あたりになります。
よく観察してみると、脈拍に合わせたようにペコペコ動いたり、へこんだりすることがあるので、最初は驚きました!
大泉門は通常1歳半~2歳ぐらいで少しずつ閉じてきます。
どうして赤ちゃんの頭には大泉門というへこみがあるの?
赤ちゃんが生まれるためには、お母さんの狭い産道を潜り抜けなければなりません。
その時に頭の骨が結合していない状態であれば、骨と骨の間に隙間があるので、うまく頭の形を変形させながらあの狭い産道を通ることができるのです。
人間って本当に神秘的だな~と思いました。
また、赤ちゃんの成長スピードは非常に速く、身長や体重があっという間に増えていくのと同時に、脳も活発に成長していきます。
急速な脳の成長に対応できるように、頭の骨に隙間があるんですね。
赤ちゃんの頭のへこみ『大泉門』は押したり触ったりしてもいいの?
骨と骨がまだ結合していないと聞くと、大泉門の下にはすぐに脳みそがあるような気がして、そっと触れるのも怖い気持ちになってしまいますよね。
でも、脳みそに到達するまでにはいくつかの膜で覆われているために、すぐに脳みそに触れてしまうということはありません。
普通にお風呂で頭を洗ったりする程度で、優しく触れる分には問題ありませんよ。
もちろん、むやみやたらに強く押したりするのはよくありませんが、大泉門を少々圧迫したからといって、脳に障害が残るということはありませんので、安心してくださいね。
赤ちゃんの頭のへこみ『大泉門』からわかる異常とは?
大泉門を観察していると少し膨らんでいたり、へこんでいたり、結構動くことがわかると思います。
確定することは難しいですが、大泉門の膨らみやへこみで病気の兆候がわかることもあるんですよ。
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- 大泉門が膨らみ嘔吐を伴う
・・・髄膜炎・水頭症・脳腫瘍・脳炎など
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- 大泉門がへこみ下痢や嘔吐を伴う
・・・脱水症状など
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- 大泉門が早く閉じる
・・・小頭症・狭頭症・頭蓋骨早期癒合など
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- 大泉門がなかなか閉じない
・・・骨の異常・染色体の異常など
赤ちゃんの頭のへこみ大泉門を押してしまった!?大泉門って触っても大丈夫なの?のまとめ
大泉門は少々押したり触れたりするぐらいは問題ありませんので、それほど心配しなくて大丈夫ですよ。
一般的に大泉門は1歳半から2歳ぐらいで閉じますが、個人差があると言われています。
へこみが大きいような気がする・・・
大泉門が閉じるのが遅いような気がする・・・
など、気にあることがあったらお医者さんに相談してみるといいですよ。
いろんな面で子どもの成長を感じることができますが、大泉門が少しずつ小さくなっていくのも「ああ、大きくなってるんだな~」と実感できることの一つですね。