赤ちゃんが産まれてから1日も欠かさず、あげ続けた母乳。
しかし、離乳食が進んで1歳前後になると「いつまであげるべきなの?」と。
母乳をやめどきを考えるママもいることでしょう。赤ちゃんとママ、それぞれに合った理想のタイミングが見つかると良いですね。
今回は断乳・卒乳のタイミングやケア方法についてご紹介したいと思います。
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断乳と卒乳について
断乳と卒乳。育児をしているとよく耳にしますが、厳密な違いは何でしょう?
一般的に、「断乳」はママがこの日からと決めて授乳をやめること、「卒乳」は赤ちゃんが自然に飲まなくなることを意味します。
離乳食が進んで1歳前におっぱいを飲まなくなったという子もいますし、4歳になっても時々ママのおっぱいを飲んでいるという子もいるのです。
ママと赤ちゃん。それぞれのタイミングがあり、本当に千差万別です。
よって、断乳と卒乳。どちらになるかはママと赤ちゃんの状況によって変わるので、正解などはないのです。
戸惑うことも、焦る必要もありません。どちらも笑顔でいられるよう、ベストなタイミングを見極めましょう。
母乳はいつまで?周囲の声は参考程度に
授乳の姿勢が辛いからやめたい、などママの都合で断乳することもあるでしょう。
身近な人に、たとえば「赤ちゃんが可哀そう」などと言われても気にすることはありません。
逆に、「3歳になっても母乳をあげているの?」という冷やかしの声も同様に気にする必要はありませんよ!
ママと赤ちゃんが健康で元気であることが、育児にとって一番大切なのですから。
しかし、だからといって、夫や実母や義母などの意見をないがしろにし過ぎるのはNGです。
育児に周囲の協力は欠かせません。
意見が食い違うところがあっても、パパやばあばのアドバイスをしっかり受け止めた上で、判断するのが理想です。
卒乳・断乳後のケア
赤ちゃんが母乳を飲まなくなっても、ママの母乳はすぐ出なくなるわけでありません。
母乳の分泌はしばらく続きます。なかには、乳腺炎になってしまうママもいるようです。
母乳の分泌を減らしたいときは、カロリーの高い食事や、脂っこい食事はできるだけ避けましょう。
あっさりとした和食がベストです。また、乳房に熱がこもっていると感じたら冷やしましょう。
お出かけするときには、熱さまシートが便利ですよ。それでも痛いほどに張ってきたら、少しだけ搾乳しましょう。
そのとき、搾乳量を増やし過ぎてしまうと、脳が「母乳がまだ必要」と判断し、分泌量が減らなくなってしまいます。
圧抜き程度ということを意識して、搾乳するようにしましょう。
余裕があれば、母乳外来でケアしてもらうのが安心ですね。
専門の方にしっかりと治療してもらえますし、不安や悩みを相談することもできます。
このときばかりは、パパやばあばにも協力してもらいましょう。
断乳する場合は、帰省の時期やパパの仕事の休みが続く時期に合わせると、協力がスムーズに得られますよ。
授乳を素敵な思い出に
授乳には、楽しいことも辛いことも沢山の思い出がありますよね。
産まれてはじめて母乳を飲んでくれたときのこと、授乳の痛みに耐えたり、乳腺炎になったりしたことなど。
ママと赤ちゃんの授乳タイムは世界にひとつだけの大切なメモリーです。
そろそろおっぱいを止めよう、と思い立ったら、授乳している様子を写真を残しておくのがおススメです。
パパに撮ってもらったり、横になった姿勢で授乳すると自分で撮ることもできます。
おっぱいを飲んでいる赤ちゃんの表情って、幸せそうでとても可愛らしいですよね。
育児が辛くて眠れない夜、ママもそんな笑顔に癒されていたのではないでしょうか。
母乳をあげていたことが素敵な思い出になるよう、納得できるタイミングや方法で卒業できたら良いですよね。