子どもにお手伝いをさせるとき、何をどんな感じで頼んでいますか?
料理をしたがるけど包丁持たせるのって早いかしら・・・なんて悩んでいるお母さんもいるでしょう。
お手伝いをさせて何を子どもに学んでもらうのか、そのポイントを知っておくと効果が全然違います。
今回は子どもたちへ期待する、気になるお手伝いのポイントを紹介します。
お手伝いの5つのメリット!子どもに必要な家族の意識とは?
1.親子のコミュニケーションのため
忙しいお母さんが子どもにかまってあげられなくて、会話もあまりない家庭が多いですよね?
それを解消するには、一緒に家事をお手伝いしてもらいながら親子の会話をすると、子どもも一人で過ごしているという寂しさを感じないですみます。
2.家事に関する知識を身に付ける
子どももいつかは大人になって、自分で生活する日がきます。
その時の一人暮らしで家事ができなくては困りますので、子どもの頃から経験させておけば大丈夫です!
3.自分で考える力を引き出す
家事はある程度はやり方を子どもに教えますが、それ以外の手順は子どもが自分で考えるようになります。
お手伝いをしながら、子どもたちが自分で考える力を引き出せます。
4.一緒に家事をすることで家庭の一員だという意識を身に付ける
お母さんが何でもやってあげると、子どもは自分は何もしなくていいんだと勘違いして育ってしまいます。
でも、お手伝いさせると自分も家族の一員と言う意識が芽生えます。
5.子どもの興味関心を引き出す
子どもはやったことがないことでも、目をキラキラさせてなんにでも挑戦しようとします。
例えば一緒に料理を手伝ってもらうことで、「ハンバーグってこうやって作るんだ!」という新しい発見や感動があるでしょう。
できたという達成感も味わうことができるでしょう。その積み重ねによって、次はこんなものを作ってみたい、こんなことに挑戦したいという興味関心がどんどんわいてきます。
子どもの年齢や性別による適したお手伝いの種類とは?
同じ子どもでも、女の子と男の子では興味を持つこともずいぶん違います。
それに年齢も大きく影響して、あまり小さすぎる子どもには無理なお手伝いもあります。
まだ物心ついて間もない子どもなら、何も考えなくていい単純作業をさせるとか、少し大きくなっているなら、お料理の仕込みを手伝ってもらうとか、子どもの育ち具合をみて判断します。
無理のないことから始めさせて、お手伝いを楽しい!と思ってもらうことがベストです。
あまりできそうにないことを頼んでしまうと、子どもも嫌がってお手伝いから逃げるようなります。
親子で一緒に家事をして、褒めてあげるのはもちろんですが、時々言い方のニュアンスを変えてみましょう。
例えば一緒にやったから早くできた!とか、疲れてるから助かった!とか、子どもが自分の存在を頼りにされてると思ってもらうことが大切です。
それによって、お手伝いをしたら親が楽になって喜んでくれるんだと、自主的にお手伝いするようになってきます。
子どもなので、要領が分からず当然時間がかかってしまうこともあります。
でも、小さいながらも一生懸命なのです。
その子どもの気持ちを理解してあげて、親は温かく見守ってあげましょう!
早くできる事より最後まで与えられた仕事をこなすことを学んでもらいましょう。
それが社会人になったとき、仕事をする際に責任をもってやり通すことの大切さを身に付ける第一歩になります。
また、自分が将来何になりたいとか、こんな仕事がしたいとか、お手伝いをしながらそのヒントを見つける事もできます。
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まとめ
大人になったら何になりたいか?と子どもたちに聴くと、とてもユニークな夢と希望いっぱいの答えが返ってきます。
それは子どもたちが、いろいろな事を見たり聞いたりしているからです。
テレビの影響、読書で知ったお話、多くの情報よりもっと影響を受けている事があります。
それは家庭の親たちの言動です。
普段から何も見ていないようで、子どもたちは親たちの背中を見て育ちます。
子どもたちにお手伝いさせると、失敗ばかりして逆に後片付けが面倒だからと、親が自分でしてしまう事が多いです。
しかし、何でもしてあげると、子どもたちは多くの日常生活の出来事を身に付けられず、自立して生活するときに困るときが来ます。
子どもたちの将来を本当に思いやるなら、一緒にお手伝いしてもらって子どもたちに多くのことを学んでもらいましょう。