子育て中にはいろんな悩みがあります。その一つがしつけ。
時には褒め、そして時には叱らなければならないのが親の役割です。
しかし叱るって案外難しいこと。間違った方法では逆効果だったりします。
そこで今回は育児中のママに知っておいてほしい叱り方のポイントをみていきます。
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1、叱る時に心がけることとは?
まず1番は感情的に怒らないことです。
よく怒ると叱るは違うなんていうことを言いますが、確かにそうかもしれません。
怒るというのは自分の思い思い通りにならず感情的になることで、叱るというのは教育、また正すこと。
これを取り間違えると子供はママが単に自分のことが嫌いで言っているのだろうと誤解してしまう可能性があります。
またついつい怒ったときは声を荒げてしまいがちですが、これも要注意。
単なる恐怖心だけで子供はいうことを聞くようになり、どうしてそれをしなければならないか、またしてはいけないかという根本的な解釈にまで至らないことが多いです。
たしかに育児中はストレスも溜まりますし、ママも人間ですからイライラすることもあります。
そんなときには一旦深呼吸。
ママ自身が気持ちを落ち着けた後に子供にどうしてそれがいけないのかなどを伝えるようにしたいですね。
そうすることで子供もすんなりママの言葉を聞き入れることができ、同じ間違いをしなくなるはずです。
次に子供の言い分も聞いてあげましょう。
子供が何かミスをした時に、すぐに叱ってはいませんか?わざとやったことではない場合もあります。
子供なりに理由がある場合もあるわけです。
1番わかりやすいシチュエーションでいうと、弟や妹を泣かせてしまった時。
どうして泣かせたの!とついカッとしてしまいますが、実は下の子から上の子にちょっかいをかけたり、また上の子が何かしたわけでもないのに泣いてしまった場合だって実際にはあります。
状況をしっかり把握しないで上の子ばかりが怒られてしまうのは可哀想ですよね。
なんで自分だけ…と卑屈になってしまう可能性もあります。
必ずまずは言い分を聞いてあげるというのが大切です。そしてそれを認めた上でどうすれば良かったかなどを教えていけば良いですね。
2、こんな叱り方はNG!
まず人格を否定するような言葉というのは避けるべきです。
例えば「あなたは悪い子だ」「あなたはどうしてこんなこともできないんだ」などといったことです。
ついつい叱る時に出てしまう台詞の一つではありますが、子供にとってはそれが大きな傷になることもあります。
また長々と叱るのも逆効果。
結局何がいけなかったのかよくわからなくなってしまう場合もあります。
叱る時は一つのことを端的にというのが大切です。
また泣くまで叱り続ける人もいますが、泣き出すと子供はママの話している内容が耳に入りませんからこれも逆効果ですので気をつけましょう。
最後に「ダメ!」と何でもかんでも禁止するのも間違いです。
子供からしたらダメと言われてもどうしてダメなのか納得がいかず、またすぐに同じことを繰り返してしまいます。
ママでも「ダメなものはダメ!」とよくわからない理由で、自分のやることを否定されると腹が立ちますよね。
例えば、これをするとお友達が困るよと言った言葉だったり、あるいはママ〜ちゃんがそんなことを言ったら悲しいな、というふうに具体的な理由を説明して、今度からはこうしようね!というふうにお願いするようにして見てください。
きっと、ダメ!と頭ごなしに言われるよりは、すんなり受け入れてくれるはずです。
まとめ
しつけって本当に難しいもので、ついついカッとなり落ち込んでしまうこともあります。
真面目なママほど自分は育児に向いていないのでは…なんて思いつめてしまうものです。
しかしダメなママなんていません。みんな間違いを起こすもの。
今の叱り方が間違っていたなと気づけたなら、子供をぎゅっと抱きしめて下さい。
ママの言い方怖かったね、ごめんねといってあげましょう。
そうすることできっとママにしっかり愛されていることは子供にちゃんと伝わりますよ。