ママ友同士のちょっとしたプレゼントのやり取りは楽しいですよね。
とくに手作り品はその人の趣味がよくわかったり、
「どうやって作るの?」といった話題の広がりもあって、
意外とうれしいプレゼントです。
まあ、手作り品は、ものそのものよりも話題の引き出しになるかどうかが重要なアイテムなんです。
そこに凄まじい出来栄え(悪いほうで)の手作り品をぶっこむとどうなるか。
ほんとにツライです。どうにもならない。
微妙な手作りのプレゼント!どうやって褒めれば・・
ある時ママ友からもらった手作りの小物。正直見たときはいったい何なのかもわからなかった。
布とキラキラのビジューでできているよくわからないもの。
つくりは雑そのもの。
糸がはみ出し、のりが見えてる。
ヘアゴムでもなく、ブローチでもない。
ただの物体。
「よかったら」と渡されたので、
ついにっこりと聞いてしまったんです。
私:「(小学1年生の)娘さんが作ったの?」
ママ友:「いいえ私が!」
私:「・・・!(正直大人の作品には見えなかった!)
手作り好きなの?」
ママ友:「いいえ全然」
私:「・・!(じゃあ作んなよ!つーか人にあげんなよ!)
頑張ったわね?(汗)」
ママ友:「何かに使って?手芸得意でしょ?」
手芸得意な人にゴミのような物体を渡すなよ・・!
そのゴミのようなのを使って何かを作って見せろということかしら?
絶対イヤだから!
口を開くと本音が出ちゃいそうで、地雷原を歩いているかのような緊張感が。
イヤな汗がたっぷりでました。
手作りのプレゼント…捨てられない、使えない
たまに、ひどい出来の手芸品を人にあげる人がいますが、
本当にやめてほしいです。
一生懸命丁寧に作ってあるものは、趣味に合わなくてもうれしい物ですが、
やっつけ仕事の手芸品はちょっと・・。
「手作りしたの~」って言いたいだけ?
言いたいだけの人は言わせておけばいいのでまあいいのですが、
貰ったものの始末に困ります。
捨てられない、使えない。
消耗品や実用品であれば、ある程度使ってしまい込んだり、
使い切って捨てたりできるんですが、
あまり使わないもの(テーブルセンターとか壁飾りとか)
だと始末に困ります。
人形なんかもかわいくないのはどうしたらいいのか・・。
作るのが楽しくて作っちゃった、という作品ならば受け入れられるのですが、
イヤイヤ作ったんじゃないの?という雑な作品はやっぱりほしくないです。
美しくないもの、役に立たないものを家に置いてはいけない byウィリアム・モリス
イギリスの作家でありデザイナーでもあったウィリアム・モリスは
美しいとは思わないものを
家に置いてはならない」
と言っています。
手作り品は使い勝手が今一つなものも多く、
デザインもあか抜けないものが多いです。
それでも、手作り品には物自体が持つ力強さや物語があり、
それが美しさや魅力につながるのです。
手仕事の美しさ、素晴らしさは
熟練された仕事の成果であったり、
その作品に対する作り手の愛情であったりするわけですが、
そのどちらも持たない作品は、救いようがないのです。
ブームだからと好きでもないのに手芸をかじってみて、
できた作品はいらないから人にあげる、
こういう気持ちは相手に伝わります。
作る時も渡すときも心を込めてほしいものです。
さいごに
手作り品は、手作りだからいいってものではありません。
手作りだから心がこもっている、市販品よりありがたいということにはなりません!
ちゃんとした作品を自分の手で作っている手芸愛好家は
納得できない作品はプレゼントにしません!
相手のことを考えて贈り物をするようにしましょう。