30代後半で、8歳になる子供がいます。
一人目を出産後、3年間生理が止まってしまいました。
もともと生理不順だったこともあり、妊娠しづらい体質だったのかとも思い、二人目を半ばあきらめていました。
所が、昨年末妊娠が発覚し、現在妊娠8か月になります。
妊娠がわかった時の不安や、新出生前診断をを受けるかどうかの葛藤など、いろんな気持ちを味わいました。
その時の体験談をお話したいと思います。
8歳差で第二子の妊娠がわかったとき
妊娠が分かったとき、嬉しさと同時に不安がこみあげてきました。
高齢出産になるので、ダウン症やその他の障害に対するリスクが高まっているからです。
もし、お腹の子供がダウン症だった場合、私たち夫婦だけでなく、上の子にまで色々と影響が出てしまいます。
今まで一人っ子でしたが、家族3人で不自由なく幸せに暮らしていました。
もっと家族が増えるのはとても喜ばしい事なのですが、病気などのせいで、看病の苦労やお世話の苦労があったら、今の幸せも壊れてしまうと思い怖くなりました。
主人と相談して、お腹の赤ちゃんがダウン症かどうかを病院で調べる検査を受ける事にしました。
検査もいくつかあり、最終的には羊水検査での判定が確実だとわかりました。
ただ、羊水検査は流産のリスクも伴います。
そこで、医師とも相談した結果「新出生前診断」を受ける事にしました。
お腹の中の赤ちゃんがダウン症かどうかを調べる検査
「血清マーカー」は、流産の危険性はありませんが、制度がいまいち。
「羊水検査」は流産のリスクはあるが、検査結果は99パーセント以上の確率で正確。
「新出生前診断」は、お母さんの血液から、赤ちゃんのDNAを採取して調べるので、流産の危険性はありません。
また、検査結果も陰性的中率が99パーセント以上と高いのでこちらを選びました。
この「新出生前診断」はとても魅力的なのですが、受けられる人にはいくつかの条件があります。
高齢出産であること。父親か母親に染色体の異常が認められている場合。過去にダウン症の赤ちゃんを妊娠、出産したことがある妊婦。です。
また、この検査を行えるのは、国が指定した病院だけと限られているので、私の家から一番近い病院でも片道2時間ほどかかる病院でしか受けられませんでした。
費用も20万以上かかり、他の検査よりもかなり高額になります。
主人ともよく話し合いをして、今後の将来にとって胎児の健康状態はとても大切な事だから、検査を受ける事にしました。
新出生前診断を受けることに
検査を受けるには、今通っている産婦人科からの「紹介状」が必要となります。
また、検査を受けられるのも妊娠10週~18週までと決まっています。
急いで紹介状を書いてもらい、先方の病院へ予約を入れました。
検査の流れとしては、まずカウンセリングをパートナー同伴で受けます。
カウンセリング後、最終的に検査を受けるか辞めるかの判断をします。
検査を受ける場合は、妊婦の血液が採取されます。
それを海外の医療機関へ送って検査されます。
検査には2週間かかります。
検査結果を、パートナー同伴で聞きにきます。
陽性だった場合、「羊水検査」を受ける流れになります。
「新出生前診断」の陽性結果のみで中絶することはできません。
「羊水検査」でも陽性結果だった場合、中絶か妊娠継続かを判断します。
陰性だった場合、特に他の検査はありません。
データ収集のために、出産後の赤ちゃんの様子を病院側が検査して、全国の医療機関に報告する資料となります。
さいごに
私の場合、検査結果が幸いにも陰性でした。
検査結果を待っている2週間は、本当にドキドキしていましたが、検査結果を聞いて、安心してマタニティライフが送れていることはとても感謝しています。
妊娠中は食生活や生活面でかなりストレスがかかるので、自分の子供にダウン症のリスクがなかった!というのはとても大きな安心感につながりました。