子ども同士のおやつ交換に関する悩み事を抱えた事はありませんか?
うち二男は幼稚園なのですが、通っている習い事の教室で、いつからか子どもたち同士のお菓子交換が習慣になっていました。
毎回となると困ることもあるし、子どもたちにとってもあまり良くないので、我が家では対策をとることにしました!
子ども同士の習い事でのおやつ交換で困る事
○子どもにとって習い事に通う目的がおやつ交換になってしまわないか。
○おやつを食べすぎてしまう。
次男の場合は、人数は10人弱。
個包装の飴や小さなチョコレートなどを交換。
取り立てて高いものではありませんが、普段のおやつに積極的に買うようなものではなかったので、このおやつ交換の為に毎回準備するとなるとそれなりに気になり、月謝の他に毎回かかる経費として考えるともったいないと感じました。
目標などを達成した時などのモチベーションをあげるご褒美としてはありかもしれないけれど、毎回となってしまうと習い事に通う目的を勘違いしてしまう可能性があるかと思いました。
また、交換用に10個持たせれば、自分が貰った分は迎えに行くまでの間に全部食べてしまっていて驚いた事がありました。
夕方の習い事の終わり時間は5時。
お腹がすいてしまうのはわかるけれど、晩ご飯の時間も近いので食べすぎは困ってしまいます。
また飴を主に交換していたので、虫歯にならないかがとても気になりました。
これについては、持たせた数と持ち帰った数を数えて何個食べたのかをきっちり管理しているお母さんもいらっしゃってなるほどと思いました。
しっかりとお子さんと約束事を決めて交換させているのですね。
そこで我が家がとったおやつ交換の対策は
まずはなんとなく自分が抱いてしまっていた「毎回やらなければならない」という思い込みを持つ事をやめました。
決して積極的にそう思い込んでいたわけではありません。
みんながおやつ交換をしている中で自分の子どもだけが仲間に入れないのはかわいそうだし、お返しもしなければならないし・・・と思う事が、いつしか「うちも持たせなければ」という思い込みに変わってしまっていたのです。
ですので、まずはその思い込みを捨てることによって、おやつを持たせる回数を3回に1回位に減らしていったのです。
子どもにも次のようにそのまま伝えました。
「毎回はママも大変だから、3回に1回位にしようか。」
「習い事は習い事だよね。おやつの為に行ってる訳じゃないよね。」
「いつもくれる子には持って行った時にお返ししようね。」
そして、人数分+少し多めには持たせてはいるのですが、一方的にあげる、又は一方的に貰うにならないように、我が家は基本「交換」をルールにしました。
結果、私の気も楽になりましたし、次第に進級や新しい子の入会で子どもの入れ替わりがある中おやつ交換が少しずつ減っていき、それまでのように毎回のお約束ではなくなっていったのです。
私のようにどこかでやめたいと思いつつもきっかけがなく「毎回やらなければ」という思い込みでずるずるやめられなくなってしまっているお母さんは少なくはないのではないでしょうか。
幼稚園児なりにおやつ交換で学ぶこと「子どもには子どもなりの社会がある」
まずは、自分が思い込みを捨てて、回数を減らしていく事。
知っているお母さん達であれば「もうやめよう」と話しあう事も一つの方法であると思いますし、可能であれば一度教室に相談してみる事もよいかもしれません。
ですが、なかなか統一のルールを作るのは難しい事です。
臨機応変に対応する事も必要になってきます。
お友達が持って来ていたら子どもは自分も食べたくなります。
また、貰ったらお返ししたいと思うのは子どもだって同じ。
そのような中で大人が「よそはよそ。うちは持たせない」と決め込んでしまうのはどうでしょう。
おやつ交換の場というのは子どもにとっては小さな社会なのかもしれません。
回数を重ねると「いつもくれる子」「いつも貰ってばかりの子」「あの子はお母さんにダメと言われている子」などと、子どもなりにわかってきます。
我が家も次男の様子を見ていると、最初の頃は大盤振る舞いで全員に配り歩いていたのが、今では親が介入せずとも自分なりにうまくお友達とやりとりしているようです。
基本「交換」にしなさいと話してはいますが、貰えない子がいたらあげようであるとかそういった思いやりも勿論必要ですよね。
あげっぱなし、貰いっぱなしにならないように子どもの中で自然と一定のルールのようなものが出来てきているように思います。
ある程度親の決めた約束事を設ける事は必要ですが、それを無理矢理押し通すのではなく、子どもはどうしたいのか任せてみる事も必要かもしれませんね。
最後に
おやつ交換は親にとっては習い事の他にと考えるとお金もかかるし、面倒だと思うかもしれません。
しかし人とのかかわりをいつ学んでいくのかと言えば、こういった場であると言えるのかもしれません。
親が言葉で全て教える事は出来ませんよね。
経験を通して自分自身で学んでいくものなのです。
ここは子どもの思いに柔軟になる事も必要です。
ある程度は仕方ないとしておやつ代は必要経費として考えてはいかがでしょうか。