子どもが縄跳びをしたいからと買ってきてあげても、どうしても飛べない事が多いです。
昔、やったことのある大人が子どもに教える時に、どうやってコツを伝えたらいいか、意外と自分でもよく分からないものです。
飛べないのはどうしてなのか、子どもがつまづいている部分を聴いてあげて、飛べるようになる練習の仕方も教えてあげたいですよね!
できれば親子で一緒に縄跳びを楽しめたら、何となくほのぼのして自分もうれしくなります。
何から始めていいのか分からなくなったら、このポイントを押さえておきましょう!
縄跳びが飛べない子どもへの教え方
子どもが縄跳びで引っかかるのは、まず縄跳びの長さが体にあっていない場合があります。
だいたい子どもの身長にプラスして、50~55㎝ぐらい足した長さが飛びやすいようです。
ちょっと長いと思ったら、縄を切ってあげて調整してから飛びます。
さらに、縄跳びの太さが細すぎると、体にからんでしまったりしてやりにくいし、持つところの重さが軽くても練習するには向いてないです。
少し重さがあって太めの縄で練習したほうが、縄を手で回す感覚が伝わりやすくて、回転させるときのコツもつかみやすいです。
縄跳びの準備が終わったら、次は子どもが苦手とする両足で一緒に飛ぶのが、できるかどうかを見てあげます。
どうもずれていたりすると、まず大人も一緒に縄跳びを使わないで、両足で飛ぶだけの練習をします。
足並みが左右でタイミングがずれていたら、大人が両足で飛ぶ見本を先に見せてあげても、子どもはわかりやすいかもしれません。
先に縄を回すコツをつかませたいなら、飛ぶ練習より前に、縄跳びをまず片手に持たせて、とりあえずぐるぐる回してみる練習をします。
いきなり両手で回すのは、同時に回すという動作が、ちょっと難しいと感じてしまう子どももいるからです。
初めて縄跳びをするならどうやって回せばいいのかを、手首のストレッチもかねてさせてあげるといいです。
慣れてきたら連続して飛ぶのではなく、縄を1回まわして両足でそれを飛ぶ、また同じことをしばらく続けます。
回すことと飛ぶことが同時にできる様になってきたら、連続して飛んでみます。
回すのは上手にできるけど、両足で飛ぶほうだけできないときは、「駆け足飛び」をさせて飛ぶ間隔をつかませます。
駆け足飛びとは、駆け足をしながら縄跳びを回して飛ぶやり方です。
大人がエクセサイズでダイエットとかする場合は、縄跳びはこの駆け足飛びをすることが多いです。
徐々に飛ぶのが慣れてきたら、再度両足で飛ぶのをチャレンジしてみましょう。
縄跳びで回数を長く飛べるようになるコツ
縄跳びを飛べるようになると、今度は何回か長く連続して飛んでみたいと思うようになります。
縄跳び大会みたいなイベントもあったりして、地域によっては飛ぶ回数を競ったりします。
そんな時に回数を長く飛ぶためのコツを教えてあげましょう。
・前かがみの姿勢にならずまっすぐ飛ぶ。
・縄跳びを早く回し過ぎない。
長く飛ぶ時は持久力もいるので、段々疲れてくるのを考えると、ジャンプしすぎると回数を飛ぶには続けるのは難しいですし、あまりスピードが速いと引っかかりやすいので注意しましょう。
姿勢が疲れてきて前かがみになり始めたら、背筋をピッと伸ばして飛ぶようにアドバイスしてあげましょう。
子どもは共通して何でもそうですが、上手に飛べるようになったら、とにかく褒めてあげるともっと縄跳びが好きになってくれます。
特に、両足飛びができなくて何回も失敗している時は、「もう少しだよ!」とか「前より上手になったよ!」とか、がんばっていることを認めてあげて声をかけましょう。
子どもと手をつないで一緒に飛んだりすると、コツをつかめるようになるだけでなく、頑張ろうと思うし安心感もあって上達も早くなります。
飛ぶテンポを声掛けしたりするのも、迷っている子どもの場合は、わかりやすくて上手になっていきます。
まとめ
縄跳びをやってみたいと子どもから聴いたら、どうやって教えてあげようか大人もよく分からないものです。
子どもがつまづきやすいポイントを理解して、苦手なところを上手に褒めてあげながら、コツがつかめるまで練習するのが大切。
大人から声をかけてもらっていると、子どもも安心感があって上達も早くなるので、じっくりと見ていてあげましょう。
懐かしいと思う縄跳びも、こうして大人から子どもへと今後も受け継がれていきます。