入学式にちょっと大人の雰囲気で、子どもの門出に着物で行こうかしら?と思っている方もいますよね!
見た目的に着物はすごく落ち着いて見えますし、着物を持っているけど着る機会がない人にとってはうってつけの行事。
でも、ここで覚えておくことは、「主役は子どもたち!」という事。
それを間違えないようにしないと、着物選びもファッションショーの様な感じで、自分好みの色や柄を選んでしまいます。
着物は、季節感や着ていく場所のマナーを色々身に付けておく必要があります。
入学式で着物はダメではないですが、着物選びには気を付けて数多くのマナーをチェックしましょう。
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目次
入学式に着物はダメ!と思われる理由とは?
・着物を着ているというだけで周りの人と違って目立ちすぎる。
・式の当日に子どもの用具等に名前を書いたり作業がある。
どれも着物を着ていると、どうしても無理がある部分もあって、出席する他の親たちの情報を聴いておく必要があります。
着物選び等の問題でなく、ちょっと居づらい雰囲気になる事もあるので気を付けましょう。
入学式は何かと子どもたちを準備して送り出すだけでも大変。
それが、着物を着て参加しようと思うと、着付けやヘアセット・メイク等も含めると、かなり自分自身の準備にも時間がかかります。
あらかじめ美容院等でどれぐらいの時間がかかるのか聴いておいて、入学式に参加するのが時間的に無理がないかをチェックしておきましょう。
着物を着て参加すると、「きちんとしたイメージのお母さん」と思われるので、それに見合った言動が大切。
落ち着いた口調や身のこなしも、着物を着ていると周りからチェックされているので要注意。
着物選びで迷ったら、季節やその地域の特徴を一番よく知っているのは、地元の呉服屋さん。
相談してみると、その近辺の着物の流行や選ぶ色の特徴も分かります。
入学式にこの着物を選んではダメ!間違えやすい色と柄!
お祝いごとに出席する時に着物は「格」というものがあって、必ずしもそれでないといけないわけではないですが、一応のマナーとして着物選びを考えましょう。
入学式は着物でいうとセミフォーマルの装いがベスト。
訪問着・付け下げ・色無地・江戸小紋、この辺りの格をチョイスしましょう。
それ以外の用途に応じた着物の格も紹介します。
礼装(結婚式の列席などで使用しドレスの様な感覚)
・留袖:ミセスの礼装。黒留袖と色留袖があり、黒留袖の方がより正式です。特徴として、帯から上に柄がなく、模様がすべて、縫い目をまたいで繋がっていて、一枚の絵画のようになっていることが挙げられる
・振袖:ミスの礼装。「振袖」の名の通り、袖丈が長いのが特徴
略礼装(カジュアルなパーティ、入学式・卒業式の式典などで使用し豪華なワンピース感覚)
・訪問着:ミセス・ミス関係なく着られる略礼装。留袖との違いは、帯から上も柄があること。広げると一枚の絵画のようになる
出典元:衣装レンタルサイト!「れんか」
・付け下げ:訪問着の略式版。縫い目で柄を外している
出典元:着物屋 くるり
準・略礼装(帯を変えることで様々なシーンで着られる着物で式典にもお勧め)
・色無地:模様がない、単色の着物
出典元:貸衣装ネット便
・江戸小紋:細かい模様を白抜きし単色で染めた着物
出典元:洗えるきもの けんろく
お洒落着:カジュアルなお食事などのちょっとした外出で使用し普段着の感覚
・小紋:縫い目で模様が分断されている着物。多くの種類がある。
出典元:通販ベルーナ
・紬:紬糸で織られた着物。白い着物に絵を入れるこれまでの着物と違い、糸を予め染色してから着物を作る。
出典元:あおきDIARY 世田谷
まとめ
着物を持っているのに着ていく機会がないから、子どもの晴れの門出「入学式」に袖を通せる絶好のチャンス。
着物選びは場所や季節によって、「格」や色柄も中々難しいところがあります。
ちょっと自信がない場合は、地元の呉服屋さんに相談して、着付け等の時間もどれぐらいかかるかも合わせて聴いておくと安心。
入学式は子どもが主役ですから、きちんとしてお母さんというイメージを周りからもたれるには、それ相応の言動と着物選びを心がけましょう。