交通事故が起こった場所にお花、お菓子、ジュースなどがお供えされているのを見かけますよね。
献花台が設置されて献花やお参りに行く場合、持って行く花や食べ物はどんなものを選んだらいいのでしょうか?
また事故現場での献花について、特に法律などで決まりはありませんが、たくさんの人が通る場所なのできちんとしたマナーが必要ですよね。
ここでは、献花台へお供えするのに適した花や食べ物・飲み物などの種類、事故現場での献花のマナーについてお話します。
目次
献花台へお供えするのに適した花・食べ物・飲み物
事故現場で関係者などが設置した献花台などにお供えするものは、故人が好きだった物がいちばんでしょうが、やはり公共の場所で多くの人が通行する場所なので、それなりに適したものを選んだ方がいいです。
献花台へお供えするのに適したお花
一般的には
- 菊
- カーネーション
- ユリ
などが選ばれます。
色は白か淡い色がベストです。
もしよくわからない場合や悩んだときは、花屋さんに聞いてみるといいですよ。
外に置くものなので、傷みにくくて比較的長持ちする花を選んでくれます。
献花台へお供えするのに適した食べ物・飲み物
献花台へ食べ物・飲み物をお供えする場合、すぐに撤去するならいいのですが、数日置く場合はカラスや野良犬などに食い荒らされることがあるので注意が必要です。
- 箱入りのお菓子
- 缶ジュース
選ぶならこのように、カラスにつつかれても簡単に破れないもの、日持ちする物がいいでしょう。
献花台へお供えするのに適した他の物
故人が好きだったぬいぐるみや趣味に関する物をお供えしたいと思うこともあるでしょう。
その場合はできるだけ小さくて、風などで飛ばされにくいもの、雨にぬれても大丈夫なものを選びましょう。
事故現場での献花のマナー
事故現場は屋外なので雨風にさらされるし、場所によっては狭くて通行の邪魔になったり、通行する車やバイクのドライバーの目を引くこともあります。
その場所がどのような環境なのかをまずしっかり考えましょう。
そのうえで
- 通行する人や車の邪魔にならないようにする
- お供えしたらできるだけ早めに撤去する
- 雨風でいたんだり散らかるような物は置かない
このようなマナーをしっかり守ればいいと思います。
どうしても故人が好きだった物をお供えしたいけど、どう考えても外に置くのは不向きだと思ったら、その人のご家族が住んでいるお家などへ持って行った方がいいですね。
まとめ
献花台へお供えするのに適したお花や食べ物・飲み物、事故現場での献花のマナーについてご紹介しました。
このような行為については特に決まりはありませんし、事故の背景などを考えるとお供えする人の気持ちや、献花台を設置する人の気持ちもわかります。
ただ、場所によってはどうしても通行人や車の邪魔になってしまうこともありますので、早めに撤去したり規模を縮小するなどの配慮があればいいのかな、と個人的には思っています。
お互いにマナーやモラルを守って、故人へ祈りを届けたいですね。
献花台にお供えしたお花やお菓子などはいつまで飾るのか、その後どのように処分されるのか、誰が片付けるのかについてはこちらにまとめているので、あわせて参考にしてくださいね。