子供が小学校に入学して初めての家庭訪問!昨今は玄関先での10分程度の応対が一般的になっているようです。
「本当に玄関でお迎えするだけでいいの?座布団は用意すべき?」
「どういう風に先生を迎えるのが正しいマナー?」
「お茶菓子は準備するべき?」
と、悩まれることがあるでしょう。
そこで今回は、最近の一般的な家庭訪問のマナーについてご紹介します。
目次
最近の家庭訪問について
昔の家庭訪問では、家庭環境も把握する目的で子どもの部屋を見たりする先生もいましたが、最近では、家庭環境などを細かくチェックする先生はほとんどいないようです。
これは、最近の家庭訪問の目的が、「家の場所と通学路の確認」「家の周辺の安全性の確認」「保護者との顔合わせ」が主なものになってきたからです。
働くママさんの増加、プライバシーから家庭内に入られることを嫌う傾向、また、先生1人で多くの家を回るため、時間が限られているなどの理由から、『玄関での家庭訪問』が主流になりつつあるのです。
家庭訪問を玄関先ですませる場合の座布団や椅子の使い方やお茶菓子のマナー
家庭訪問を玄関先ですませる場合座布団やいすを出すタイミングは?
家庭訪問を玄関先で済ませる場合、見えないところに座布団か椅子を用意しておきましょう。
と、いうのも、せっかく来てくださった先生に対して「上がってください」と、一声お声かけするのがやはり礼儀だと考えられるからです。
最初から座布団や椅子を玄関先にセットしておき、当然のように話し始められると、「いかにもここで!」と指示しているようで、がっかりされる可能性もあります。
「玄関先で面談」となってから、サッと座布団や椅子を出すのがマナー的にもいいでしょう。
そのくらいの気遣いは、日々お世話になっている先生に対してしておきたいものです。
もしも、どうしても玄関先でお願いしたい場合は、自ら「玄関先でよろしいですか?」と、確認してから座布団や椅子を出しましょう。
家庭訪問を玄関先ですませる場合のお茶菓子は?
もう一つ、玄関先で家庭訪問を済ませる場合、気になるのが「お茶菓子」です。
学校側から「家庭訪問ではお茶菓子不要です」とお便りが来ていた場合、控えるようですが、なければ迷って出す、しかし、ほとんど手を付けられないケースが多いようです。
先生によっては「1日何件も回るので、トイレの心配からお茶は飲みたくない」という人もいらっしゃるので、無理に飲ませたりするのはかえって迷惑になってしまいます。
最近では、お茶菓子と飲み物を小さな可愛い袋に入れた「家庭訪問お茶菓子セット」があるお店もありますので、心配な方はこういったものを準備するといいかもしれません。
言えることは、お茶もお茶菓子も出しても出さなくてもどちらでも、基本的に先生はあまり気にしないようです。
先生を家の中に通す場合のマナー
家庭訪問で先生を部屋にお通しする場合、「どこに座ってもらうか」は悩みどころです。
ただし、「お好きなところへ」という声かけだと先生も迷われるので、「先生=お客様」と捉え、上座に当たる席に案内しましょう。
ちなみに、「上座」は基本的に入り口から一番遠い場所が上座になります。
入り口の位置や床の間の位置などで、上座の場所は変わるので、判断が難しいこともあるようですが、そこまでこだわる必要はないでしょう。
家庭訪問って玄関先ですませる?座布団は出した方がいいのかな?のまとめ
最近では、玄関で行われることが多くなってきた家庭訪問ですが、先生がお手洗いを貸して欲しいということもあるでしょうし、突然、子供が「上がって欲しい!」と、言い出す可能性もゼロではありません。
ただ、玄関先で座布団を出す場合は最初から用意しておくのではなく、先生に聞いてから出すようにしましょう。
そして、万が一に備えて、ある程度のお掃除はしておきましょう。
また、相談したいことや質問などがある場合は、先生と話せる滅多にない大事な機会です。
初めての家庭訪問で緊張するでしょうが、どうかこの時間を大切に有効活用してください。