40代の主婦です。毎年、敬老の日には色々なものを義父母に贈っています。
今まで、お花、お酒、ケーキと様々なものを日頃の感謝の気持ちを込めて贈ってきました。
何を贈っても喜んでくれる義父母ですが、ある年お花を贈ってとても怒られた事があります。
良かれと思って選んだ花が…
義父母は植物が好きで、庭にはたくさんの木や鉢植えがあります。
そこで、主人と話し合い、その年は花を贈ろうかという事になりました。
そして、近所の花屋に出掛けたのですが、駐車場に着いた途端1歳の娘が泣き出し、私は車の中で授乳をするため、主人にお花の購入を頼みました。
主人は、花好きの義母のために、変わった花を贈りたいと色々見てまわった結果、時間がかかりましたが、一つ鉢植えを買ってきました。
私は、その鉢植えを見て、「これ、菊じゃないの?大丈夫?」と聞きました。
菊は葬儀などに使われるため、あまり良い印象ではないのではと思ったのです。
しかし、主人は「ちゃんと花名見たけど、菊ではなかったよ。横文字で書いてあって分からなかったけど」と言いました。
「おふくろは花に詳しいし、変わった花を買いたかったから」という主人の言葉に、私はそうかと思い、その花を持って主人の家に行きました。
「縁起が悪い」と怒られた
そして、義父母に花を渡したところ、二人共一瞬微妙な顔をしましたが、「ありがとう」と受け取ってくれました。
しかし、後日、義父母宅を訪ねた際、義父に「菊を贈るとはどういう事だ。菊はお葬式に使われるし縁起が悪い。」と大変叱られました。
そこで、帰ってから贈った花を調べてみたところ、「ポットマム」という洋菊でした。
確かに輪菊や小菊はお供えに使われるため、仏花のイメージがあります。
しかし、菊自体縁起が悪いというわけではなく、菊は日本の国花でもあり、冠婚葬祭両方に使われ、品種改良された洋風の菊は、花嫁が持つブーケにも当たり前に使われているそうです。
贈ったのは洋菊でしたが、昔気質の義父母は、菊=仏花というイメージが強かったものと思われます。
敬老の日は、無難なものを贈るのが一番
義父母に変わった花を贈りたいと選んだ主人は、かなりしょんぼりしていましたが、それからはケーキ、おまんじゅう、花なら薔薇など、無難な贈り物をすることにしています。
毎年贈っていると、「今年は何か変わったものを贈りたい!」という気持ちになったりしますが、そういうものは大抵失敗している気がします。
私は子供が3人いるので、3人の孫を連れていき、買ってきたケーキやお饅頭を一緒に食べるというのが一番喜ばれます。
もちろん、敬老の日なので、孫の感謝のお手紙や手作りの品も渡しています。
プレゼント選びは、相手の事を想うと時間もかかり、色々考えてしまいますが、結局シンプルなものでいいんだなと思います。
背伸びして、よくわかっていないのにプレゼントを選んでしまうと、こういう事が起きると学びました。
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さいごに
今回は敬老の日の話でしたが、プレゼント選びは難しいなと思います。
相手に喜んでもらいたいと思って贈ったプレゼントが、思わぬ結果を招く事があるんだなと感じました。
そういった誤解を受けぬよう、目上の人には変わったものは贈らず、無難なものを贈るのが一番だと思います。