いちご狩りの時期って、冬のクリスマスの頃から春まで楽しめますが、一番美味しいのはいつ頃かご存知ですか?
実は暖かくなる前の冬なんです!
いちごは最初に実をつけると、そこから何度か実をつけていくのですが、やっぱり初物は味も濃くて美味しいので冬がベスト。
春のいちごはちょっと味も薄くなってきますし、いちごの値段もぐっと下がってきますので、昔からこの時期になるとジャムを作って保存しておきます。
手作りのジャムなんて、最近は買ってくることが多いと思いますが、やはり自分好みの味をいただけるのは格別です。
春のちょっと甘酸っぱいいちごを手作りジャムで楽しみましょう!
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目次
いちごジャムはどうして春に作るの?
春になると、初物と違って2度3度と同じ苗から実をつけるので、形がちょっと悪かったり育ちが小さくなったりと、大きさ等にバラツキが出てきます。
そのため、冬のいちごと違って、ジャム用として小粒だったり食べるには形が悪い物を集めて販売されるようになります。
いちごジャムは甘さも自分で砂糖の量を調整すれば、オリジナルの味になっていちごを広く使えます。
保存食はいちごジャムに限らず、たくさん作っておいて旬の時期が終わっても長く楽しめるのがメリット。
いちごをジャムにするようになったのは、春のいちごは香りは変わらずいいのですが、味がうすくなるのと甘みが冬よりも少なくて酸味が強くなります。
さらに、いちごは早めに食べないと、少しずつ甘さが抜けていくという特徴があります。
早めに食べないとせっかくのいちごも台無しになってしまうで、農家や自家栽培でいちごを作っている家ではジャム作りをしていました。
ジャムに適しているいちごの選び方
・小粒で赤い部分が多い
・ヘタのところまで赤くなっていてむらがないこと。
・いちごの表面のつぶつぶのところに産毛みたいなものがはえている。
・ヘタがしなびていなくて緑色のもので先がピンと張っているもの。
いちご狩りでも美味しい物を選ぶ時の基準となりますが、赤い部分が多いと色むらが少なくて、ジャムの色が綺麗にでます。
ヘタがしなびているものは、鮮度が落ちている証拠ですし、水分も抜けてきてちょっと干からびている状態なんです。
ジャムは砂糖で煮詰めるので、ある程度生で食べるよりは見た目的に悪くても大丈夫ですが、これから美味しいいちごを食べる時の豆知識として知っておきましょう。
いちごを買うときも、だいたいパックに入れて売られていますが、上の方だけをみてきれいだからと買ってしまうとNG。
ちょっと裏側を見てみると、下の方はいちご同士があたってしまうと、柔らかくなってしまう事もあるし、形や色もなんか赤色がうすかったりするので要注意。
いちごジャムの美味しい保存方法と作り方!
いちごジャムの保存期間は、ジャムを作るときの砂糖の分量が多いほど長持ちします。
だいたい長いもので冷蔵庫で1年ぐらい、カビがでなければ日持ちしますが、味や見た目がちょっと変わってきてしまうので、早めに食べたほうがベスト。
1年ぐらい保存しておくには50%ぐらいのいちごの糖度がないといけないので、ちょっと甘すぎるし、いちご本来の甘酸っぱさを残したい場合は、砂糖を減らして調整しましょう。
いちごジャムを作る手順(600mlぐらいの耐熱びんに入る分量)
材料:いちご2パック、キビ砂糖(グラニュー糖や普通の砂糖でもOK)300gぐらい、
レモン汁大さじ1ぐらい
作り方
・いちごのヘタをとって水洗いして、軽く水分をきっておく。
・いちごの重さで水と砂糖の量を決める。
(いちごの重さ→水1/3の量、いちご+水の重さ→砂糖は40%ぐらいの量)
・煮込み用の鍋に、いちごと水とレモン汁を入れて沸騰させたら、15分ぐらい煮る。
(このときアクが出てくるのでとりながらすること。)
・きび砂糖を入れて沸騰させたら、こげないように木べらでかき混ぜながら煮詰まるまで煮込む。
(だいた10分ぐらい)
・びんを熱湯で煮沸して消毒しておく。
(びんだけでなく、ふたも必ずすること。)
・びんがまだ熱い状態の時に出来上がったジャムを入れてふたをする。
・びん全体にジャムをなじませるために、びんを逆さまにして少し冷ましておく。
・冷めたら冷蔵庫等で保存して食べる。
(常温でも保存できますが、冷蔵保存よりも期間が短くなります。)
いちごジャムは朝食のパンにぬるだけでなく、他の使い方もできます。
いちごジャム入りバナナジュース
材料:牛乳、氷(クラッシュアイスがおすすめ)、バナナ1本、ジャム大さじ1杯ぐらい、バニラアイス
作り方
・牛乳を半分の量を入れて、切ったバナナとジャム、バニラアイスを少々入れてミキサーで混ぜる。(バニラアイスはコクを出すための隠し味。)
・滑らかなジュース上になったら、残りの牛乳と氷を加えてミキサーで混ぜて完成。
手作りのいちごアイス
材料:生クリーム、玉子2つ、グラニュー糖、牛乳少々、いちごジャム
作り方
・生クリームと砂糖の半分を泡立ててホイップする。
・玉子と残りの半分の砂糖をとろみがつくまでまぜる。
・ホイップしたものと玉子の分を混ぜて、そこへ牛乳とジャムを入れて混ぜる。
・容器にいくつかに分けて入れたら、冷凍庫で1晩固めて出来上がり。
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まとめ
いちごジャムは、いちごの旬の終わりごろのものを、美味しく保存するために作られるようになった昔からの知恵です。
少しずつ春になると味がうすくなったり小粒になったりするので、それを捨てるのももったいないし、せっかくのいちごを、時期が終わっても毎日食卓で楽しみたいものです。
手作りのいちごジャムは、自分好みの甘さで作れるし、量も多めに作っておけば色んなレシピに使用できます。
美味しいいちごを長く手作りジャムで楽しみましょう!