土用の丑の日には奮発してうなぎを食べさせたい!と張り切ってるお母さん。
もし子どもや夫など、家族の中にうなぎ嫌いの人がいたらどうしますか?
ママ友にも聞いてみたら大人はともかく、実は子どもたちって本当に美味しいうなぎを食べたことが少ないので、嫌いな子が多いんですって!
うなぎが嫌いの人の理由が気になったので調べてみました。
私と同じようにうなぎ嫌いの人が身近にいるあなたへ、参考になれば幸いです。
目次
うなぎが嫌いな理由~子どもの場合~
子どもは最近魚を食べるのは、回転寿司とかぐらいで、体にいいけど煮魚が好きと言う子は少ないです。
それに土用の丑にうなぎを食べるから、その時期だけはどこのスーパーでもかば焼きを販売しますが、かば焼きはうなぎの皮が裏についていて、それが口で噛むとぐにゃっとします。
しかも、その口当たりだけでなく妙に生臭かったり、厚みが薄くて食べた気がしなかったり、鮮度が大切なお肉のレバーみたいにまずい!と感じてしまいまうようです。
スーパーで販売されている物は、うなぎが冷凍か真空パックとかされているのを、味付けして焼くかレンジでチンするみたいな手抜きの調理法のところもあるので要注意。
昔ながらの炭火で、汗だくになりながらうなぎを焼いている職人さんが、めったに最近は見かけないので、うなぎ専門の料理店等で食べさせると子どもでも味が美味しいと分かります。
しかも、子どもの時はレトルトカレーとかハンバーガー、ピザ等のファミレスやチェーン店の、割と濃い味付けの物を普段食べなれています。
あまり食べなれていない味や食材は、受け入れにくい部分もあるので、それも嫌いな理由になります。
うなぎ嫌いが嫌いな理由~大人の場合~
① 大人で年配のうなぎを昔から食べていた人の場合。
いわゆる天然ものを食べた事のある世代は、今では年配の人か田舎の方に住んでいる人ぐらいです。
うなぎの養殖は、旬の季節なんて関係なく味も一定ですが、養殖所の環境がイマイチ良くないと、調理した時に美味しいうなぎになりません。
素材が命の料理なので、やはり有名な産地のものが安心です。
(東海地方だと三河一色産、浜名湖産あたり。)
ちなみに天然もののうなぎの旬って、「冬」なんです。
魚全体が海水の温度が下がる冬の方が身のしまりがよくなるので、脂ものって美味しくなると言われますが、うなぎも同じです。
現在、天然ものが国内で獲れる名所は、四国の四万十川流域ぐらいです。
うなぎの鮮度が悪いと生臭さが残るので、昔から食べなれている人ならすぐに気付いてしまいます。
本当の美味しさを知っているため、今食べられているうなぎは口には合わない人が多いです。
② あまり普段はうなぎを食べない大人の場合。
スーパー等で養殖のかば焼きを買ってきて食べても、調理してから時間が経っていて、温め直しても美味しくないのが本音。
最近はアルミホイルに包んでオーブントースターで焼くと、味が少し良くなるという裏技が紹介されたりしてます。
それでも、身が薄くてぺらぺらだったり、うなぎのツメ(たれ)が甘すぎて美味しくなかったり、調理されているスーパー等によってずいぶん差があります。
値段的にある程度奮発しないと、味だけでなくうなぎの身も厚みがないので、食べごたえも不満だからです。
うなぎの豆知識
土用の丑は夏ですが、スタミナ満点だからとは言うものの、いつ頃からその習慣が始まったのかご存知ですか?
実は江戸時代に平賀源内が、自分の知り合いのうなぎ屋さんが、夏にはうなぎが旬でないから売れなくて困ると相談したことが始まり。
平賀源内のアイデアで、「丑の日」という張り紙を店に貼っておいたら、お客さんが増えてきたので、その名残があって夏に食べる様になったそうです。
夏バテしやすい時に、うなぎは確かに体のパワーアップに良いですね!
ちなみに冬が旬なのは、うなぎは冬眠するため、栄養を体にたっぷりと蓄えているから美味しいんです。
まとめ
うなぎの獲れる数が減ってきた天然ものは、最近ほとんどみかけなくなり、普段食べているのは養殖のうなぎです。
うなぎを販売している店によって、調理法が手抜きのところもあるので、自宅で買ったものを食べるときは、ひと手間加えて温めてから食べたほうがベスト。
高級食材ですが、子どもは案外食べなれないものは苦手で嫌いな子が多いです。
本当に美味しいうなぎを食べるなら、うなぎ専門の飲食店での食事がおすすめです。
美味しくないからという理由で嫌いな人が多いうなぎですが、栄養たっぷりなうなぎは、これからも滋養強壮で食べる多くの人に受け継がれていくでしょう。
できればうちの子にも本物のうなぎの味を教えてあげたいので、誕生日など何かの記念日に奮発して連れていきたいと思います^^