アボカドの美味しさって、あのとろっとした食感が魅力ですよね。
でも、いざカットしてみたら、「固い!!」なんてがっかりされた経験はありませんか?
そんな時、どのようにしてやわらかく追熟させるといいのでしょうか?
そこで今回は、アボカドの追熟方法やアボカドの食べごろを見分けるポイント、お店で選ぶときのポイントについて、ご紹介していきたいと思います。
目次
アボカドにもっとも適した追熟方法は?
追熟(ついじゅく)とは、フルーツが収穫時に完熟しておらず、収穫後に一定の期間貯蔵することで成熟する、つまり収穫後に完熟させることを言います。
キウイ、メロン、バナナ、すもも、西洋梨や、南国フルーツのアボカド、マンゴー、パパイヤ、パッションフルーツ、ドリアンなどがこの追熟が必要とされます。
では、アボガドの追熟方法はどういうふうにしたらいいのでしょうか?
1.紙袋に入れる
熟していないアボカドを紙袋の中に入れます。
アボカドの熟成を促すエチレンガスを袋に入れることで逃がさないためです。
私はマクドナルドの紙袋を利用することが多いです。
口はしっかりと密封し、袋に穴が開いていないかも調べてくださいね。
もちろんエチレンガスを逃がさなければいいので、他の袋や瓶やタッパーなど、密封できる物ならOKです。
ただ、ラップなどでぴったりと隙間なく密封するのはやめたほうがいいです。
炭酸ガスを逃がす隙間がないと効果がアップしないのです。
2.りんごかバナナを一緒に入れる
りんごかバナナを一緒に紙袋に入れましょう。
こういった果物はエチレンガス発生の量が他の果物よりも多いので成熟速度が速まりますよ。
他の果物がなければそのまま単体でもOKですが、やはり成熟するのに少し時間がかかってしまいます。
より早く追熟させたかったら、りんごやバナナの個数を増やして入れると良いですよ。
その分エチレンガスの発生量が増えるのです。
3.常温で保存
直射日光のあたらない、できれば18~24 ℃の室温で保管します。
夏場だと室内が暑くなりすぎることがあるので、その場合は冷蔵庫の野菜室に入れておくなど、様子を見て最適な場所においてくださいね。
4.こまめに追熟の様子をチェックする
紙袋に入れたときの固さや室温、一緒に入れた果物によって、追熟のスピードが違ってきます。
また、どれぐらいの柔らかさで食べたいか好みも違いますよね。
毎日袋の中身をこまめにチェックしてください。
熟成しているものを冷蔵庫で保存すると数日は持ちますが、風味は確実に落ちるので早めに食べきりましょう。
アボカドの食べ頃を見分ける方法については次の項目でご紹介しますね。
アボカドの食べごろを見分けるポイントは?
アボガドの食べ頃を見分けるために確認するべきポイントとしては
- 皮の色
- 弾力
では具体的に見ていきましょう。
皮の色
皮が綺麗な緑色のものはまだ早いです。
皮の色が黒や紫がかった状態から2日後ぐらいがベストな状態になります。
食べごろになると、暗い緑やこげ茶のような紫がかった黒い色になってきます。
すぐに食べたい時は、黒みがかっているアボカドをお店で選ぶようにするといいでしょう。
黒すぎるものは熟しすぎているので、注意してください。
弾力
アボカドの皮が 簡単にむける頃が食べごろです。
見た目で見分けるのは難しいので、少し柔らかい弾力があるかどうか触ってみて試してみましょう。
固すぎず、やや弾力がある状態のものが食べ頃のアボガドです。
柔らかすぎるものは熟し過ぎです。
お店で美味しいアボカドを選ぶポイント
お店でアボカドを選ぶときにはどんなポイントに注意したら良いのでしょうか?
チェックポイントは
- 形が美しいこと
- 皮の部分に艶があること
- ヘタと皮の間に隙間がないこと
です。
では、具体的に見ていきましょう。
形
アボカドの形はひょうたん型よりも、丸みをおびてふっくらとしている楕円形というか卵形の方が美味しいアボカドである確率が高いです。
これはアボカド料理研究家であり、フードコーディネーター、管理栄養士でもある「緑川 鮎香(みどりかわあゆか)」さんがおっしゃっていました。
緑川さんのブログ
皮の部分の艶
皮にはハリと艶がある物を選びましょう。
人間のお肌と同じですね!
ヘタと皮の間の隙間
ヘタと皮の間に隙間があるアボカドは、まだまだ未成熟の可能性が高いです。
すぐ食べたい場合は他の物を選んだ方がいいですね。
数日待てる場合は、先ほどご紹介した方法で追熟してみてください。
まとめ
せっかく食べるなら、やっぱり美味しく食べたいのはみなさん同じだと思います。
アボガドの食べ頃の時期が分からないor早く食べたいけれどまだ食べ頃じゃないなんてお悩みの方は、今回の記事を参考に、追熟の仕方や食べごろの見分け方をマスターしてみてはいかがでしょうか?
ベストな時期を逃さないように、いつも美味しいアボガドをご賞味ください。