皆さんは、亜麻仁油という油をご存じでしょうか?
亜麻仁油は、健康に良いと話題に上がっているのですが、どんな効果が期待できるのか気になるところですよね。
油で健康になれるなら是非とも試してみたいところだと思いますが、危険性もあるってきいたことがあるし、と心配になる気持ちもわかります。
今回は亜麻仁油の効果や正しい使い方などご紹介していきます。
危険性や効果などきちんと知って使えば効果が期待できるので、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
亜麻仁油とは?
まず、『亜麻仁油』というこの漢字を正しく読むことが出来るでしょうか?
正確に読むと、これは、『あまにゆ』と呼びます。
そして、この亜麻仁油ですが、そもそもどんな油なのか気になるところですよね。
亜麻仁油というのは、アマ科に属する種子植物の一種から抽出される油のことです。
アマの植物は、茎が細く、夏になると青や紫色、白色といった花が咲きます。
種子は数個の実が入り、この種子は黄褐色の楕円形をしていて、油分が種子全体の40%も含まれています。
原産は、カナダや、トルコの一部、中東の一帯が原産地とされており、昔からこういった地域では食用の油として親しまれてきました。
日本では、割と最近認知されるようになった油ですが、その背景には、n-3系脂肪酸(オメガ3)のα-リノレン酸という身体にとても良い成分が含まれているというところから注目が集まったようです。
オメガ3に含まれているα-リノレン酸は、体内では作り出すことの出来ない物質で、食事から補うほかありません。
このα-リノレン酸を食事から摂取することで、1割程度は体内でEPAやDHAに変換され、脳や神経系など身体の組織にとって重要な働きをするのです。
亜麻仁油の危険性とは?
亜麻仁油は、上記でお伝えした通り、α-リノレン酸を多く含んでおり、とても優秀な食材です。
ただし、優秀なのですが、その分気をつけなくてはいけないこともあります。
このα-リノレン酸は、特に酸化が早くてすぐにダメになってしまうということです。
さらに、50度以上の温度になると、酸化のスピードも倍になってしまうので、注意が必要です。
では、なぜ酸化することが危険なのかということなのですが、腸を傷つけて、下痢を起こしたり、血管を弱らせて動脈硬化や老化を早めたりしてしまうのです。
酸化しても、少しの量なら問題はないのですが、多量に取ってしまったり長期的にとり続けてしまうと危険が起こるのです。
亜麻仁油の使い方と効果
亜麻仁油の使い方
亜麻仁油は、先ほどもお伝えしましたが、50度以上の温度に達すると、酸化してしまい、健康効果を損なってしまいます。
ですので、亜麻仁油を使う時には、そのまま使うのが1番なのです。
変に手を加えたり、加熱したりせずにすることが重要です。
そのまま使う場合には、サラダのドレッシング代わりにしたりするのがオススメです。
また、スプーンなどでそのまま飲むのも良いでしょう。
1日あたりの摂取量の目安は、5g程度(小さじ1)です。
小さじ1というと、ティースプーン1杯とほとんど変わらないので、ダイレクトに飲んでもそこまで違和感なく飲むことが出来るでしょう。
亜麻仁油の効果
毎日、小さじ1程度の亜麻仁油を摂取すると、どんな効果が現れるか気になりますよね?
では、早速効果を見ていきましょう。
- ①血液サラサラ効果
- ②高血圧・動脈硬化・心筋梗塞などの予防
- ③血糖値の急な上昇を防ぐ
- ④コレステロールの減少・抑制
- ⑤冷え症改善や軽減
- ⑥便秘解消
- ⑦アレルギーの抑制
など、効果が得られます。
ちなみに、注意してほしいのですが、持病があったり、内服薬を定期的に服用しているかたは、症状が悪化する可能性もあるので、必ず主治医に相談してから摂取するようにしてください。
また、いくら健康に良くても、油なのでカロリーは高く過剰摂取はやめてくださいね。
まとめ
健康に良いとされている亜麻仁油ですが、酸化が早く、酸化したものを摂取すると下痢など体に悪影響を及ぼします。
また、効果のほどは個人差もあります。
しかしながら、多くの人が効果を実感していることから、毎日少しずつ取り入れてみるのも良いかもしれません。
油を代えるだけで健康になれるならうれしいですね。