ケーキを作るときにスポンジにシロップを塗るのですが、なぜだか分かりますか?
大抵のレシピではシロップを塗るという説明がありますが、理由は載っていないことが多いので、分からないままとりあえず塗っておけば良いかと思うことでしょう。
シロップを塗ることには意味があって様々な効果があるので、是非今後のケーキ作りのためにも覚えておきましょう。
そこで、今回はケーキにシロップを塗る理由と塗り方などお伝えしていきます。
目次
ケーキにシロップを塗る理由とは?
ケーキにシロップを塗る理由はいくつかあります。
では、さっそく理由を1つずつ見ていきましょう。
①ケーキの乾燥を防ぐため
焼きたてのスポンジは出来たてこそフワフワしていますが、時間が経って冷めるとし次第に乾燥し始めてしまい、パサパサになってしまいます。
パサパサになってしまうと、風味も食感も台無しになってしまいます。
乾燥をさせないためにもシロップを塗るということが大事になってきます。
②生クリームや果物などの余計な水分をスポンジに含ませないため
スポンジには生クリームや果物をサンドしたりします。
すぐに作って食べれれば大丈夫ですが、少し時間を置く場合、果物から水分が出てしまったり、生クリームが少し緩くなってしまい水っぽくなることもあります。
この余分な水分がスポンジに含まれるとケーキが崩れたり、べちゃっとした食感になってしまいおいしくないと感じるようになってしまいます。
それを防ぐために、シロップを少し塗ってコーティングの代わりとして使います。
③切り分けやすくするため
ホールケーキの場合ですが、シロップを塗っておくことで、クリームがスポンジに密着するので、切ったときにも崩れにくくキレイな形を保つ事ができます。
④スポンジの卵のニオイなどを消すため
スポンジの材料の卵など、焼いてもなんとなくニオイがしまうよね。
そのままでももちろん大丈夫といえば、大丈夫なのですが、このニオイを少しでも消すのがシロップの役目でもあるのです。
ケーキに塗るシロップの作り方と塗り方
ケーキに塗るシロップは、好みなどもあるので、自分で味の調節をしながら作ることも可能です。
ですが、今回は、基本の作り方の一例をご紹介します。
用意するものは、砂糖20g、水50ccとお鍋だけです。
作り方は、下記の動画をご覧下さい。
そして、シロップを少し大人向けにアレンジしたいときってありますよね。
そういった時によく使われるのが、洋酒です。
ケーキからふわっと香ってくることありますよね。
子どもが食べるときには、砂糖と水だけでシロップを作ると良いですが、大人だけなら少し入れるだけでより風味がアップします。
ケーキでよく使われる洋酒は、ラム酒やキルシュ酒、柑橘系のリキュールなどです。
スーパーなどの製菓を作る材料のコーナーに売られているので、是非探してみてください。
そして、洋酒は、上記で紹介したシロップを作って、冷めてから大さじ1~2程度入れよく混ぜます。
ちなみに、味や好みもあるので、洋酒の量は適宜調整してみてくださいね。
ケーキシロップの塗り方
シロップの塗り方は、とても簡単です。
お菓子作り用のはけで、ポンポンとしながら塗っていきます。
はけがない場合には、スプーンでも代用可能です。
スプーンの背にシロップをつけ、同じようにポンポンという感じで塗っていきます。
動画では、回転台を使っていますが、なくても大丈夫なので、クリームを塗る部分の全てに均等になるように塗っていきましょう。
塗る量の目安としては、スポンジが少し湿ってしっとりしてきたなという程度です。
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ケーキにシロップを塗るのはなぜ?塗らないとどうなるの?のまとめ
ケーキのシロップの役目は
・乾燥を防ぐ
・余分な水分をスポンジケーキに含ませない
・ケーキを切り分けやすくする
・臭いを消す
ということなんですね!
スポンジケーキには、ケーキシロップが必要なことがお分かり頂けたかと思います。
作り方も塗り方も簡単ですし、是非ケーキ作りの時には、忘れずに使用してみてくださいね。