ハヤシライスを作っている時、「普通は牛肉だけど豚肉では作れないものかしら?」ふと、こんな疑問が湧きました。
実際、豚肉の方が安かったり買いすぎてしまったりで、できれば豚肉を使いたい!
こんなことを考えるのは私だけではないようで、実際に調べてみると、ハヤシライスを豚肉で作ってらっしゃる方も結構いらっしゃいました。
しかし、「食べてみると固かった!」なんて声もちらほら・・・。
でもせっかくなら、豚肉のハヤシライスも美味しく作りたいものですよね。
だからと言って、自宅ではお店のようにじっくり時間をかけて煮込むのは難しいし、圧力鍋を使うのも億劫です。
こんな手間暇かけずに、簡単に豚肉を柔らかくできる方法があれば知りたいですよね。
そこで今回はご自宅の冷蔵庫にある身近な材料で豚肉を柔らかくする方法と、ハヤシライスに適した部位についてご紹介していきたいと思います。
目次
ハヤシライスに入れる豚肉を柔らかくするコツ
豚肉を柔らかくしたいのなら、3つのコツがあります!ご紹介していきましょう。
お肉を叩く
包丁の背や棒などでお肉の筋繊維を叩きほぐすとやわらかくなり、食感に違いがでます。
お肉を漬け込む
① 牛乳
容器にお肉が浸るくらいの牛乳を注ぎ、そこに漬け込んで冷蔵庫で1時間程寝かせましょう。
キッチンペーパーなどで余分な水分をふきとって調理すればバッチリです。
② 生姜
生姜の絞り汁に漬け込むと、臭みを消す効果も期待できます。
チューブ入りの生姜では、やわらかくなる効果が半減しますので、できれば生の生姜で絞り汁を作りましょう。
30分程漬け込んでねかせたあと、キッチンペーパーなどで余分な生姜汁をふきとって使ってください。
③ 塩麹
30分程漬け込んでねかせたあと、キッチンペーパーなどで余分な塩麹を拭き取りましょう。
塩麹自体の塩味があるので、漬け込みすぎると辛くなる可能性がありますので注意してください。
はちみつを塗る(30分程度放置)
はちみつのブドウ糖がお肉の筋繊維の間に入り込み、お肉を柔らかくしてくれます。
ただし、塗りすぎると甘くなってしまいますので適量を心がけてください。
ハヤシライスに入れる豚肉はどの部位がおすすめ?
基本的には、ハヤシライスは牛肉というイメージですが、地域によってはそもそも豚肉を使うところもあるそうです。
普段、豚肉でハヤシライスを作っているという主婦の方に、ハヤシライスにぴったりな豚肉の部位についてお聞きしました。
豚モモスライス
スライスしてあるので使いやすいです。
そのまま使うと火を通した時には固くなりやすいので、下処理として叩いたり漬け込んだりしておいてください。
豚の薄切り
豚の薄切りがオススメです!
牛肉よりも全体的に少し味が軽く感じるので、玉ねぎを沢山いれたり、トマトピューレを追加して旨みを足すとGOODです。
豚の細切れ
豚肉ならこま切れで十分ではないでしょうか
ハヤシライスでは、肉をがっつり食べるというよりもダシをとる感覚で。
豚しゃぶ用の肉
事前に赤ワインに少量のにんにくを加え、そこにしゃぶしゃぶしておきます。
食べる直前に肉を皿に盛り、上からデミグラソースをかければ高級なハヤシライスが味わえます。
赤身
ちょっとこだわるなら、 脂が少ない安い赤身がいいですよ。
ヘルシーだし味もやっぱりおいしい!
豚のバラ肉
ハヤシライスとの味に良く馴染み、脂っぽさを消して、肉の旨み成分だけが引き立ちます。
“]まとめ
今回、豚肉でも十分にハヤシライスを楽しめることが分かりました。
ただし、下処理をしていないと部位によっては固く残念な結果になりそうですので、しっかりと一手間加え美味しく食べましょう。
ご興味のある方は、是非一度豚肉のハヤシライスにチャレンジしてみてくださいね。