秋から冬にかけて旬をむかえる「柿」。
この時期は昔から、「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われています。
それは柿には栄養成分がたっぷりで、食べると病気の人が減って医者にかかる人も少ないから。
健康面での効果に合わせて、女性にうれしい美容にもぴったり!
柿の実はもちろん、実は皮に一番栄養分が含まれているんです。
柿をまるごとスムージーにしたり、漬物の隠し味に入れたり、柿チップスにしたりとレシピも様々。
干し柿にするとその栄養価はさらにアップ。
そんな医者が青くなるほどの栄養とはどんなものかチェックしましょう!
柿に含まれる5つの栄養成分とは?どんな効果があるの?
- ①ビタミンC
- ②タンニン
- ③カリウム
- ④β-カロチン
- ⑤ペクチン
大人が1日に必要なビタミンCの量(100gぐらい)を1個の中に含んでいます。
女性の美肌キープに大切な抗酸化作用があって、シミ・しわ等のアンチエイジング対策、疲労回復にお勧め。
渋み成分で、よくワインにも含まれるポリフェノールの仲間。
渋みなんて食べても感じないことがほどんどですが、タンニンは含まれています。
血流をスムーズにして新陳代謝をあげたり、インフルエンザ等のウイルスにも効果があります。
腸内を整える作用もあるので、下痢のかたにもお勧め。
ビタミンCと一緒に摂ると、二日酔いにも効果あり!
女性の悩みの代表のむくみ解消にもなりますし、血圧が高めの方にも効果あり。
ニンジンに含まれていることでよく聴きますが、柿はビタミンCも含んでいるので一緒に摂ると肌荒れにも効果あり。
β-カロチンは体に入ったらビタミンAにかわって、ウイルスやその他の病原菌をやっつける抵抗力をパワーアップします。
風邪がはやる時期や、ガン、お肌の衰えを防いでくれます。
食物繊維の働きをして、腸内の環境を整えてくれるので便秘の解消にもぴったり!
(干し柿だとさらにペクチンの量が多いので、便秘予防にお勧め。)
ダイエットに気になる、コレステロールも下げてくれる働きもあり。
柿の食べすぎによる逆効果とは?妊娠中は要注意?
果物は柿にかぎらず甘みを感じて食べやすいし、栄養がたっぷだと思って食べ過ぎてしまいます。
でも、摂りすぎると逆効果になるので量はほどほどにしましょう!
柿の栄養分にちなんだ注意点は、
- 胃腸が弱い人、妊娠して出産の前後の女性
- 便秘になってしまう。
- 貧血になりやすい。
- 体内を冷やしてしまう。
- カロリーが高い。
(摂りすぎると下痢になる可能性があり。)
(タンニンの影響ですが、たくさん食べ過ぎると下痢止めの効果があって逆に便秘になる。)
(妊娠している人は特に鉄分不足になるので、貧血につながります。)
(新陳代謝をよくするので、摂りすぎると体内のナトリウムを出し過ぎてしまうため。)
(糖分がけっこう高くて、ダイエット中の方は1個か2個までで押さえておくこと。)
※夜に食べるのはNG。
(1個が120カロリーぐらいなので、2個食べるとケーキを食べたのと同じぐらいのカロリー)
まとめ
柿は果物の中でも多くの栄養成分を含んでいて、寒い時期や女性の悩みを解消してくれる効果がたっぷり!
果物に限らず食品も、どんなに良い栄養分をたくさん含んでいても摂りすぎると逆効果。
適度な量を食べて、柿のすばらしい栄養を上手に体に取り込みましょう。
もちろん、食材だけに頼らずバランスの取れた食事を摂るのも大切。
単品でのダイエットは、どこか足りない成分が出てきて、逆に体の状態を壊してしまいます。
それと同じで、偏りがあると体の不調へとつながります。
健康的に体づくりをしたいならちょっとずつが一番。
量を沢山より、種類を沢山と言うのがベスト。