りんごは、1年中手に入りやすく、特に秋から冬にかけて旬になるので、安く買えるのでたくさん購入しておくという方もいらっしゃると思います。
しかし、買ったものの、りんごって丸々1個食べるのは多すぎるし、少しずつ食べたい!!
でもりんごって切ってしまうと傷みも早いので、どうにか保存出来ないものなのかと思いますよね。
そこで、今回は切ったりんごを保存するときの方法についてお伝えしていきたいと思います。
目次
りんごを切ったらまずは変色防止を!
切ったりんごは、そのままにしてしまうと、すぐに茶褐色に変色してしまいますよね。
まず、保存するためには、この変色を食い止める必要があります。
そもそも、この変色が起きる理由なのですが、皆さんは知っていますか?
実は、すぐに変色が起きてしまうのは、りんごに含まれているポリフェノールが原因なのです。
ポリフェノールが空気に触れると、酸化されてしまうので、茶色に変色してしまうのです。
ただ、酸化してしまったら食べることが出来ないかと言えばそうではありません。
色が変わってはしまいますが、食べることは可能です。
ただ、やはりりんごが変色したものは美味しそうには見えませんし、食べたいとは思わないはずなので、酸化を防止してあげることが必要なのです。
そして、りんごの酸化を止める方法ですが、おすすめの方法は2つです。
塩水につける方法
ボールに水をいれ、ひとつまみ程度の塩を入れてよく溶かします。
その中に切ったりんごを30秒程度つけておいてください。
長時間塩水につける必要はありません。
長くつけすぎてしまうと、りんごの風味や味、栄養が落ちてしまうので、短時間で行いましょう。
レモン汁を使用する方法
酸化防止にはビタミンCが非常に効果があります。
方法はとても簡単です。
お皿などにレモンを絞り、レモン汁を作ります。
そして、りんごの断面全体にレモン汁がつくようにするだけです。
どちらかの方法でまずは、酸化防止をさせましょう。
切ったりんごを冷蔵で保存する方法
その後の冷蔵庫での保存方法ですが、ラップを使います。
1つ1つラップで空気が入らないようにして密閉します。
それをジップロックなどの密閉できる袋にいれて野菜室で保存しましょう。
保存期間ですが、切ってしまったものは、2~3日以内で食べきるようにしてください。
ちなみに、変色防止はあくまでも色を防ぐだけで、賞味期限を延ばすものではないので、注意してくださいね。
切ったりんごを冷凍で保存する方法
続いて、冷凍でりんごを保存する場合の方法です。
1つ注意しておきたいのですが、生のようなしゃきしゃきの食感を保ちたいと思うならまず冷凍には向きません。
冷凍して解凍したときに水分でベしゃっとしてしまい、しゃきしゃき感はなくなってしまうので注意が必要です。
それを理解した上で冷凍するのであれば、上記で冷蔵保存したときと同じ工程で酸化防止、ラップ・ジップロックをした上で冷凍庫へ入れてください。
冷凍であれば、生で食べるのではなく、ジャムやコンポートなどにはオススメです。
そして、賞味期限ですが、大体1ヶ月くらいは日持ちすることが出来るでしょう。
切ったりんごを数日保存する方法とは?冷凍保存できるの?のまとめ
りんごのしゃきしゃき感を保つなら保存は冷蔵庫がおすすめです。
まずは酸化することによる変色を防ぐために塩水かレモン汁に漬けること。
そして一つ一つラップとジッパーつきのフリーザーバッグで密封することがポイントです。
冷蔵・冷凍ともに保存することは可能ですが、りんごは切ってしまったら傷みが早い食べ物なので、出来るだけ早めに食べきることをおすすめします。