夏は運動会やピクニックなど、お弁当におにぎりを入れる機会が増えますよね。
食中毒の心配があるからおにぎりが悪くならないように保冷剤を入れると、どうしてもおにぎりが固くなってしまいますよね。
子供たちに固くない美味しいおにぎりを食べさせたい…とお悩みのお母さん、大丈夫です!
保冷剤を入れなくても、おにぎりが悪くならない方法がいくつかありますからご紹介します。
目次
夏のおにぎりを腐らせない!保冷剤以外の対策は?
食品のなかでもご飯は傷みやすいので、保冷材のなかった昔の人は生活の知恵でおにぎりの中に次のような具を入れて、夏でも腐るのを防いでいました。
- 梅干し
- 昆布佃煮
- 塩鮭
- 焼きたらこ
梅干はおにぎりだけでなくご飯を腐らせないための定番で、お弁当箱の真ん中に梅干を1つ入れると日の丸の旗のように見えるので「日の丸弁当」などと呼んでいました。
ちなみに、酢は腐敗を防ぐので酢飯のおにぎりもおすすめです。
また、保冷材以外の夏のおにぎりを腐らせない対策には次のような方法があります。
- 冷めた状態のご飯をにぎる
- ラップでにぎる
- ビニール袋やビニール手袋でにぎる
- 竹の皮で包む
キレイに洗ったつもりでも手には何かと雑菌が付いていて、その雑菌が腐敗を早めますから、手が直接おにぎりにつかない握り方が有効です。
また、竹の皮で包むメリットは、竹の皮には天然の殺菌効果がありますから、おにぎりが悪くなるのを防ぎます。
さらに、おにぎりがベチャッとなるのが防げたり、ご飯が美味しくなるのもメリットです。
竹の皮は乾燥した状態で販売されていますから、使う前に湿らせて柔らかくしてから使います。
使い方は簡単で、水を張ったボウルに浸け、重しをして15分ほど置きます。
長く浸けておいても大丈夫ですから、使う前の晩から水に入れておくといいですね。
水に浸けると水分を吸ってしなやかになり、包むものの汁や油分を吸いにくくなりますから、ぜひ、水に浸けてから使ってください。
ちょっと面倒ですが、おにぎりを美味しく、そして夏でも悪くなりにくいのでおすすめです。
おにぎりを腐らせないためにはご飯が冷めてから握る?握ってから冷ます?
おにぎりに保冷剤を入れるとどうしても固くなりますから、保冷剤を入れる以外の対策としては、おにぎりをラップに包むのは冷めてからにします。
暖かいうちに包むと水滴が出ておにぎりが悪くなりやすくなるだけでなく、ご飯の味も落ちます。
また、海苔もおにぎりが完全に冷めてから付けますが、おにぎりは海苔をまくと雑菌が繁殖しやすくなるので、食べる直前に付けるのが理想です。
しかし、小さい子にはちょっと無理なので、完全に冷ましてから海苔を巻いておくとかなり雑菌の繁殖が防げます。
また、おにぎり全体に海苔で包んでしまうと悪くなりやすいので、部分的に付けるようにします。
ちなみに海苔の代わりに、防腐剤効果もある大葉を巻きつけるのもおすすめです。
美味しく見せる3色として、赤、緑、黄色がありますが、その点でもおにぎりの大葉の緑は効果的です。
冷めてもおいしいおにぎりを作るコツは?
冷蔵庫にいれておいたご飯が美味しくないように、おにぎりも冷めると美味しさが半減します。
そこで冷めてもかたくならずに美味しいおにぎりにするには、ご飯を炊くときに次のような炊き方をしてみてください。
少し多めの水を入れては柔らかめに炊く
水分が多すぎると、菌が繁殖しやすくなりますから注意をしてください。
炊くときにサラダ油を入れる
サラダオイルの量の目安は2合で小さじ1程度です。
コンビニのお弁当やおにぎりのお米はサラダ油をまぜて炊くそうですが、やわらかく炊けます。
もち米を少し入れて炊く
もち米を少し入れて炊くとツヤが出るのと、ご飯が固くならない2つのメリットがあります。
目安は4合に一握り程度のもち米を入れます。(もち米と合わせて4合)
もち米を入れるのは、寿司飯を炊くときもおすすめです。
上記の方法で炊くと、冷めても美味しいおにぎりができます。
まとめ
たかがおにぎり、されどおにぎりです。
保冷材を使わなくてもちょっとした工夫で、おにぎりが悪くなりにくくなるだけでなく、保冷剤を使った時のように固くならずにすみ、美味しくたべられます。
ぜひ、試してみてください。
また、おにぎりを冷ますときに乾燥をできるだけ防いで美味しく保つ方法についてはこちらにまとめているので、あわせて参考にしてくださいね(^_-)-☆