クリスマスや誕生日などイベントごとに、ローストビーフを作るという方もいることでしょう。
しかし、ローストビーフって切った瞬間に赤い肉汁が出てくることがあって、これってもしかして生なの?と心配になってしまうこともありますよね?
時間をかけて作ったのに、まさかの失敗!?
そんな不安をもっている方に今回は、ロースとビーフの赤い肉汁についてお伝えしていきます。
ローストビーフの赤い肉汁は大丈夫?
ローストビーフを切ったときに、赤い肉汁が出てきたら、食べたらまずいのかなと思ってしまいますよね。
なんとなく赤い色をしているし、生なのかもしれないと不安になってしまうかもしれません。
ですが、結論的に赤い肉汁が出たとしても、食べても問題はありません。
むしろ、美味しく出来ていると考えてOKでしょう。
でも、いくら大丈夫と言われても、なんとなく色が、赤だし、この正体が分からないままでは、気持ちが良いものではないですよね。
実は、この赤い肉汁の正体ですが、ミオグロビンという色素タンパク質の一種なのです。
普段、お肉を焼くときには、ローストビーフのような塊のお肉を使うことはないと思います。
塊でない普通のお肉なら、高温で短時間で焼くことが多いので、タンパク質がすぐに固まるため、色は、透明や灰色など一般的な肉汁の色として出てきます。
しかし、ローストビーフは、調理方法が異なります。
外はこんがりと高温で火を入れますが、内部は低温でじっくりと火を通して行きます。
内部に入る火はゆっくりなので、熱によるタンパク質の変化があまり見られず、結果的に赤い肉汁が出てくるという訳なのです。
ローストビーフを切るベストなタイミングや厚さは?
ローストビーフを作って、すぐに切ったほうが良いのかといえば、実はそうではありません。
出来たてで切ると、お肉がまだ少し柔らかいので、包丁で切りにくかったり、赤い肉汁が出やすくなってしまいます。
赤い肉汁は、肉と肉の間にある組織の中にあり、温かいうちに包丁を入れてしまうと、ドバッと溢れてくる可能性が高いのです。
切りやすさや、肉汁のことを考えると、ローストビーフは出来たてではなく、少し時間をおいてから切るのがベストなのです。
出来たてのローストビーフを1時間ほど冷蔵庫で冷やしてみてください。
冷やすことで、肉汁もお肉の外側も少し固まるので上手に切ることが出来ます。
そして切り方のポイントですが、3つほどあります。
- ①切れる包丁を使うこと
- ②包丁は下に抑えつけるようにせず、前後にすーっと動かし切るようにする
- ③肉の線維に対して直角に包丁を入れ繊維を断ちきるようにする
この3つを守るだけで、見た目にもキレイでおいしそうなローストビーフになります。
切り方が分かったと思いますが、今度は切る厚さについてです。
ローストビーフの厚さは、大体2~3㎜がおいしく食べられます。
あまり厚く切ってしまうと、お肉をかみ切ることが大変になってきますし、お肉自体の味も薄く感じてしまいます。
出来るだけ薄く切った方が、食べやすく、お肉の味も一層楽しむ事ができます。
ローストビーフを切ったら赤い肉汁が!これってちゃんと焼けてるの?のまとめ
ローストビーフからでる赤い肉汁は、食べても大丈夫だということは、ご理解いただけたかと思います。
しかし、赤い肉汁が出てくると見た目的になんとなく嫌な感じもするかもしれません。
ですが、時間をおいてから切るなどすれば、出てくる量は減らすことが出来るので、是非試してみてくださいね。