夏休みや冬休みなど長期連休に入ると、子どもたちが鍵盤ハーモニカを学校から持ち帰りますよね。
学校が始まるまではお家で清潔に保管しておいてくださいなんて言われて、どんな状態か確認すると、嫌なニオイと汚れがあるなんてことも・・・。
でも汚れや匂いがあって掃除したいけれど、楽器のお手入れ方法なんて知らないって方がほとんどだと思います。
そこで今回は、鍵盤ハーモニカ本体のお手入れ方法や吹き口・ホースの洗い方についてご紹介していきます。
鍵盤ハーモニカの本体のお手入れ方法
鍵盤ハーモニカの本体で汚れやすい部分と言えば、大半をしめる鍵盤の部分ですよね。
まず、軽い汚れの場合は、柔らかい布を使って全体を優しく拭きます。
軽い汚れならこの方法のみで大丈夫です。
少し汚れが目立っている場合なら、水で濡らした布をかたく絞って水拭きをしてみてください。
鍵盤だけでなく、本体全体も水拭きして大丈夫です。
鍵盤ハーモニカの本体は、基本的にプラスチックや水に濡れても大丈夫なような塗装された金属製のもので出来ているので、水拭きがOKとされています。
水拭きするだけでも大分汚れは、落ちると思いますが、さらにヒドい汚れの場合には、濡らした布に中性洗剤を少しだけつけたもので鍵盤を拭いたあとに、別の濡れた布で丁寧に拭き取ることで、汚れが落ちます。
また、手垢などがついている場合は、消毒用のエタノールを布につけて優しく拭くとキレイに落ちます。
ここで、ふと疑問に思う人もいるかもしれません。
水拭きOKなら本体を丸ごと洗った方が早いのでは?と思いますよね。
でも、絶対に丸洗いはしてはいけません。
ピアニカの内部には、金属が使われていて、その金属に水が触れてしまうと錆びてしまったり、音が出ないなど故障の原因になってしまいます。
ですので、本体の丸洗いは厳禁なのです!!
鍵盤ハーモニカのホースや吹き口のお手入れ方法
鍵盤ハーモニカには、ホース付きの吹き口のものと、吹き口単体のものの2種類があります。
この2つは、どちらとも水洗いが可能です。
直接口をつけるので、汚れもつきやすいのです。
特にホース付きのものは、ホースが長いので演奏中に唾液が入り、ホース内に唾液が停滞してしまい、ニオイの原因や最悪カビの発生などを引き起こしてしまいます。
ですので、特にキレイにしておきたい部分です。
では、そのお手入れ方法ですが、ホース付きのものなら、水道やシャワーなどの水圧を利用してホースの中の汚れを取り除きます。
ホース付きの吹き口の場合、ホースと吹き口で取り外した方が洗いやすいかもしれないのですが、洗うときは、必ずそのままの状態で洗ってください。
引っ張れば、簡単にとれて別々になるのですが、接続部分が緩くなってしまい、演奏するときに息漏れの原因になってしまうので、注意しましょう。
吹き口単体のものも、同様に水で洗ってください。
もし、汚れが気になる場合は、中性洗剤や漂白剤を薄めたぬるま湯に30分ほどつけ置きをして、その後よく水ですすいでみてください。
洗ったあとは、しっかりと乾燥させます。
水分が内部に残ったままだと、カビの原因になります。
ホースの内部は特に水が残りやすいので、洗い終わったらホースをぐるぐると回し、遠心力で内部の水滴を取り除きます。
そして、風通しの良い日陰でホースを1日干してよく乾燥させましょう。
ちなみに、水洗いしても落ちない汚れやカビなどが発生している場合は、衛生面を考えて新しいものに買い換えたほうが良いでしょう。
値段も500円前後で購入出来るので、是非検討してみてくださいね。
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まとめ
ピアニカは、構造上どうしても汚れやニオイが付きやすくなってしまいます。
本体は水洗いはできませんが、拭いてお手入れすることができます。
吹き口やホースは水洗い可能なので特にしっかり洗って、しっかり乾燥を心がけましょう。
そして、定期的に買い替えるのがいちばんです!
子どもが使う物だからこそ、持ち帰ってきたら清潔に保ってあげたいですよね。