職場に新人が入ってきて、教育係をまかされたあなた。
最初は意気込んで、しっかり教えてあげなきゃと思っていたのに、一方的に教えるだけで、新人からは質問の1つもなく、本当に理解しているのか?
またこの指導方法で大丈夫なんだろうかと不安になることもあるでしょう。
そこで今回は、質問してこない新人側の思いや教育係としてどのように接していけば良いかコツをお伝えしていきたいと思います。
目次
新人が質問しない理由3つ
新人が質問をしてこない理由はいくつかあります。
教育係の皆さんも新人のころはそういう思いをもったことがあるということもあるはずです。
では、早速みていきましょう。
<理由1>先輩が忙しそうで聞けない
職場が忙しい、教育係の先輩が忙しそうにしていると、なんとなく聞ける雰囲気でないというか、質問したら悪いかなと一歩下がって見てしまうような気持ちになってしまいます。
そういう環境が影響してなかなか質問出来ないという思いがあります。
<理由2>質問したいことが上手くまとまらない
質問があるかと聞かれても、自分の中で上手くまとめられなかったり、聞いた事を覚えるだけでいっぱいになってしまうと、混乱が生じてしまい質問どころではなくなってしまうようです。
<理由3>質問内容に戸惑う
こんなこと質問していいのか、こんな質問をしたらあきれられてしまうのではないかとか、質問1つするのにも新人にとっては思う事がたくさんあります。
また、逆に質問しすぎて、先輩にめんどくさがられたり、怒られてしまうのではないかなど、メンタル面で気にすることもあります。
教育係として適切な対処法4つ
新人の気持ちが分かったところで、教育係として出来ることは一体どんなことでしょうか。
<対処法1>説明したら、その都度質問があるか聞く
説明してすぐ質問が出るとは限りませんが、先輩の方から質問はある?と聞いてあげれば、新人としては、質問しやすい雰囲気があるので、繰り返していればいつか質問が返ってくるようになるでしょう。
<対処法2>いつでもどんなことでも質問して良いと伝える
新人にいつでもどのようなことでも質問して良い事を伝えておくことと、もし忙しくて質問に答えられないときには、後で時間を作って上げたり、必ずフォローする体制を整えます。
<対処法3>一方的に説明するのではなく、時折質問を投げかける
説明するだけ説明しても一方的になってしまうので、時折ここはどう思う?こういうことだけど理解出来たかな?など新人にも話せるような機会を作ると良いでしょう。
会話をするには、やはり言葉のキャッチボールが必要なので、一方的にならないように会話するというスタンスを持ちましょう。
<対処法4>職場全体で新人をフォローしてもらえるように協力を促す
教育係の人だけに、新人のフォローを任せるのには荷が重すぎるということもあります。
新人を育てるならやはり会社全体で育てることが必要です。
教育係だって悩むことはありますし、他の人の意見も大切です。
そこで、教育係の人も周りの人に頼りながら、新人に接するようにしましょう。
まとめ
新人も教育かがりも思う事はたくさんあることでしょう。
しかし、お互いが納得して仕事をしていく上では、先輩がしっかり教えてあげて、新人も自分から積極的に質問していく姿勢が大切です。
最初のころはぎこちない関係かもしれませんが、時期がくれば解決することも多いと思うので、焦らず時間をかけていきましょう。