通信会社で契約社員として働いていた時のことです。
社内のルールを守らずに大問題として取り上げられ、朝礼というみんながいる前で名指しで注意された経験があります。
メールを送る際に必ず他の人に確認をしないといけなかったのですが、確認できる人が苦手な人しかいなかったことで確認せずにそのまま送ってしまいました。
すると、上司から「○○さんメールを送る時に確認していないよね」「ルールはきちんと守りましょう」とみんなの前で名指しで注意を受けることになってしまいました。
その時のエピソードと、考えたことをお話します。
目次
苦手な人に確認のお願いをするのが嫌でルールを破ってしまった
メールを送信する際に他の人に確認をしてもらうというルールがありました。
確認して欲しいとお願いしてすんなり引き受けてくれる人もいましたが、そうではない人もいます。
隣の席に座っていた方にメールの確認をお願いした際に「私に頼まないで」「めんどくさい」と言われたことがあり大変傷つきました。
忙しいのを承知で申し訳ないと思いつつもお願いしているのにそんな言い方されてしまってはこちらも関わりたくないと思ってしまい、苦手意識が強くなりました。
絶対この人にはメールの確認をお願いしないと心に決めてしまってました。
ある日、周囲の方が休みだったり席を外していたりしてメールの確認をしてもらえるのが隣の席の苦手な人しかいませんでした。
メールは急ぎで送らなくてはいけないもので、お願いした時にめんどくさいとか私に頼むなという発言をされたことで頼みづらい、また怒られたくない、傷つきたくないという気持ちが強くなり、確認せずにそのまま送ってしまいました。
確認せずに送ったことが上司にばれて、朝礼で名指しで注意を受けることに
そのメールは上司にも送らないといけないものだったので、私が確認しないで送ったメールが上司の元にも届きました。
上司から「このメール、確認してもらってないでしょ?」と言われてしまいました。
「メールを送る前に必ず他の人に確認してもらうことがルールなのに、なぜそれを破ったのか」と聞かれ、苦手な人だったから確認してもらうのが嫌だったとは言えなかったので「つい忘れてしまいました。申し訳ありません」と謝罪しました。
すると上司から「ルールを破ったことは重大なインシデントになります。今回の件は部署だけでなく社内全体にも名指しで注意喚起をさせてもらうからね」と言われ、頼むのが嫌だったという理由から、大きく取り上げられることになってしまいました。
メールの確認をしなかっただけで、社内全体の大きな問題として部署名や名前が出されてしまうとは正直思っていなく、大変なことをしてしまったと気付きました。
頼むのが嫌という自分のわがままが大きな問題につながることもある
頼むのが嫌だからと言ってルールを破って良いものではありません。
ルールを破ることに罪悪感はありましたが、怒られたくない、傷つきたくないという自分を守りたいという気持ちを優先してしまい、自己中心的な考えが大きな問題に発展してしまいました。
頼める人がいないので今回だけお願いしますと頼んだり、急ぎなので少しの時間確認だけお願いしますと言い方を工夫したり、どうしても貴方しか頼める人がいないというのを伝えれば少しは分かってもらえたでしょう。
だた苦手という理由でその人を避けてしまったこと、自分を保身する気持ちでルールを破ってしまう自分勝手な行動が、上司や同僚に迷惑をかけ、注意喚起の文章を作成したり、注意するために余分な時間を使わせてしまったりと余計な仕事を増やす結果となってしまいました。
ちょっとくらい大丈夫だろうという甘い気持ちが大きな問題に発展することもあると痛感しました。
苦手な人だから避けてしまう、傷ついたり怒られたくないという気持ちでルールを破って良いことはなく、自分の感情で仕事を進めることはビジネスマナーに反する行為であり、それを自分がやってしまったことに激しく後悔しました。
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さいごに
会社のルールを守ることはその会社の一員としては当たり前のことです。
しかし、そのルールが面倒だったり、忙しいのに何でこんなことしなくてはいけないのかという気持ちが生まれてしまうこともあります。
ちょっとくらい大丈夫だろうという気持ちが大きな問題につながってしまい、余計な仕事を増やしてしまったりと周囲に多大な迷惑をかけてしまいます。
苦手な人だからという理由で確認しなければいけないのに確認を怠ったことはマナー違反です。
マナーを守ることは円滑に業務を進める上で大切だと、確認を怠った失敗から学びました。