ドイツ人とお付き合いし、現在、結婚に向けて準備をしています。
初めて彼のご両親(義両親)に会ったときの言葉遣いや、呼び方で非常に戸惑った経験があります。
彼には思っていることを何でも言えても、彼のご両親には言えないということは、パートナーが日本人でも外国人でも同じことだと思います。
しかし、日本人とは異なる問題に直面することも多々あります。
今回はその中でも、彼のご両親との初対面で戸惑った文化の違いについてご紹介します。
ドイツ人と国際結婚!パートナーのご両親、敬語?タメ口?
日本人の感覚では、年上の方やパートナーのご両親との初対面では、迷うことなく敬語で話をします。
すぐにタメ口で話す人はいないでしょう。ドイツでも、初対面の時は敬語を使います。
しかし、自己紹介をした直後でも、「敬語を使わなくていいよ」と言われることがあります。
私が彼のご両親との初めてあった時もそうでした。
(※ドイツ語では二人称の場合、敬称Sieと親称Duがあります。Sieが敬語でDuがタメ口のように使われますので「Duで良いよ」、つまり、敬語を使わなくてタメ口で良いよと言われました。)
パートナーのご両親とタメ口で話すなんて、日本人にとっては頭ではわかっていても、とても難しい要求です。
ご両親だしお目にかかったばかりだからと、敬語を使い続けていたら、
「タメ口で良いと言われたのに敬語を使い続けるのは、逆に良くない。」
と彼に言われてしまい、気まずいと思いつつ、タメ口に変えました。
ドイツ人と国際結婚!パートナーのご両親をどのように呼ぶか問題
敬語と同様、すぐに直面した問題が呼び方です。
どのように呼べば良いのかわからず、「○○(苗字)さん」と呼んでいたところ、彼に「父も母も自分で下の名前で自己紹介していたから、名前をそのまま呼ぶのが良い。」と言われました。
つまり、下の名前で呼び捨てです。
相手のご両親を下の名前で呼び捨てするなんて、私にとってはタメ口以上に無理難題でした。
そこで、呼び捨て以外の方法はないかと思い、日本でも“おかあさん”と呼ぶので、“ママ”と呼んでみたところ、彼に「本当の母親じゃないのにママと呼ぶのは変」と言われてしまいました。
一方、彼の母親は、私に“ママ”と呼ばれることが気に入ったとのことだったので、それ以降、“ママ” もしくは “××(彼の名前)ママ” という呼び方が無事に定着しました。
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こちらはフランス人男性と国際結婚し、フランスで生活している方の体験談です。
文化や習慣の違いを乗り越えてうまくやっていくポイントとは?
さいごに
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![]() 日本人が知りたいドイツ人の当たり前 [ 鎌田タベア ] |
相手の文化を尊重し受け入れることはもちろん大事ですが、なかなか理解しがたい、受け入れがたいこともあります。
その時はあまり無理をせず “住んでいる国は日本じゃないけど、私は日本人だから” と、彼や彼の家族に言ったり、自分の中で妥協策を見つけたりしています。
相手も「そうね、日本人だものね」と私の考えや文化を、意外とすんなり受け入れてくれるかもしれません。
彼にも相談しながら、彼のご両親との距離感を探りながら関係を築いている日々です。