初夢は、新年に見る最初の夢です。
昔は初夢を、すごく神聖な儀式みたいにとらえていたのです。
夢というのは、特別な立場の人が、決められた場所や方法で見ていた、「イメ=寝目」が由来。
そのため新年の運勢が見えると、古い時代では考えられていたのです。
今は年末に夜更かしして、夢なんて見なかった!という方も多いですよね?
基本的に夢は熟睡していると見ない場合が多いそうです。
しかも疲れていたりストレスが強いと、悪い夢を見る事が多いのです。
初夢は今では誰もが見るものです。
それには、どんなメッセージが込められているのか?と考えましょう。
古くから続く縁起の良いとされる夢と、現在の良い夢と言われる内容を意味も含めて紹介します。
初夢の縁起のいい内容はこうだった?夢の内容にはこんな意味がこめられている!
室町時代や江戸時代という、ずいぶん昔から伝えられているのは、
- 1・富士山
- 2・鷹
- 3・なす
- 4・扇
- 5・たばこ
- 6・座頭(現在のお坊さん)
高い山にちなんで、理想とか目標を達成して出世するという意味。
自分で道を切り開いていき、夢がかなう意味。
何か決めた事を成し遂げて、家族の繁栄をあらわす意味。
※ここまでは、江戸時代の徳川家康がとても好んだためと言われます。(1~3)
末広がりといいますが、商売繁盛や家族が栄える意味。
あまり今はよいイメージを持たれないですが、たばこの煙がのぼっていくので運気が上がる意味。
お坊さんは髪が剃っていて無いので、ケガがないと家族の健康や安全の意味。
※当時は良い夢をみたら、人に話すと運が逃げると考えられていて、黙っているのが基本。
その夢のメッセージを、受けとめてそれに合った言動を取ることが大切と考えられていました。
初夢は誰でもみる夢占いへチェンジ?現代の初夢の意味!
現代バージョンの縁起のいい夢とされる内容
- 1・日の出
- 2・トイレ
- 3・火事
- 4・メタボになる(太ってしまう)
- 5・散歩している
これから始まる、チャンスが訪れるという縁起のいい夢。
風水でも聴かれるトイレは金運アップの場所とされる。
自分で考えている以上の成功や、思わぬところで利益がうまれる。
ただし、炎がでて燃えている火事のみ。
(燃えていないと逆にあまりよい夢ではない。)
幸運が訪れたり、金運アップにつながる夢。
黙々とがんばっていると自分の決めた目標が達成できる夢。
それ以外にも、昔から伝わって今でもいいと考えられているのは、
白ヘビ、七福神、宝船
(地域によって伝えられている内容は違うようです。)
※「逆さ夢」という言葉が今でも残っていて、夢で見たマイナスのイメージの出来事が、現実では逆に良い出来事になって起こることがあります。
これはその夢を見て、気を付けて行動しなさい!というメッセージだと考えらえているからです。
そのため、悪い夢を見たからと言って、落ち込むことはありません。
しかもその場合は、悪い夢の内容を人に話すといいと言われています。
まとめ
初夢は自分が願っていても、必ずいい夢が見れるわけではありません。
宝くじと同じで、心の中でどんなに願い続けても、みんなが当選するわけではないですよね?
また、その時の健康状態でも夢の内容も大きく変わってしまいます。
夢占いという感じで、初夢は今でも注目されています。
本来の初夢を見た時の意味は、良い夢でも悪い夢でも、何か自分にうったえるメッセージです。
自分の心がけ、行動、それをじっくりと見つめて過ごしていくことが大切です。