夏になると、ご家庭で花火をする方も多いのではないでしょうか。
ただ花火って量が多い物もあって使い切れなかったり、買ったけれど、そのまま放置して忘れていたなんてこともありますよね。
シーズンを超えてしまった花火は捨ててしまうしかないのかなとも思いますが、まだ使えそうな物もあったとき処分するのはなんとなくもったいない気もしますよね。
そこで、今回は花火の使用期限や古い花火がそのまま使えるか、未使用花火の処分方法などについてお伝えしていきます。
古い花火は使っても大丈夫?
古い花火ですが、実は、状態が良ければ、多少古くなっていても安全に使用することが出来ます。
安全に使える花火の条件は以下の通りです。
- 火薬が湿気っていないこと
- 花火が折れたり、曲がったりしていないこと
- 購入してから10年以内なこと
①~③の条件がそろっていれば、古い花火でもまだまだ楽しく遊ぶ事が出来ます。
ちなみに、花火ですが、その年に買ったものを使うより、1シーズンほど置いてから使うと、火薬の馴染みが良いので、新品で買ったものよりも、キレイにより長く花火がつくそうです。
ですので、購入してから1~2年ぐらい保管したものを使うのが、実はオススメだったりするのです。
もちろん、それ以上保管していても、問題がなければ、花火の品質が変わる訳ではないので、使用することは可能です。
花火に使用期限はあるの?
花火の袋をよく見ても、使用期限というものが書いていない商品が多く、いつまで使えるのか疑問に思う方も多いようです。
実際、使用期限というのは公には公表されていないようですが、花火業界としては、目安として10年以内という期限があるようです。
10年も期限があるなんて結構長く使えるんだなと思いますよね。
ですが、10年というのは、あくまでも目安です。
先ほども述べたとおり、湿気っていたり、破損しているような花火は例え10年経過していなくても使用することは出来ません。
特に、花火は湿気に弱く、火薬が湿気っているものに関しては、火をつけても花火がつくことはありません。
また、湿気や破損などで花火に異常がある場合、急に発火してしまったり、思わぬ事故につながりかねないので、危ないと思ったら、迷わず処分するようにしましょう。
未使用の花火の処分方法は?
ちなみに、未使用の花火の処分方法についてもご説明しておきます。
花火は基本的に、火薬を使用しているので、そのまま何もせずにゴミに出すと言うことは出来ません。
火薬が残っているままゴミにだしてしまうと、火災の原因になるため、必ず火薬を使い物にならないようにしてからゴミに出す必要があります。
例え湿気っていたとしても必ず以下の作業をするようにしてください。
- バケツを用意する
- 火薬の部分(火をつけるぶぶん)が特に水に浸かるようにバケツに水を入れる
- 1~2日程度花火を水につけておく
- 火薬部分が溶け出すと、水が濁るので、その水は破棄する
- 水につけた花火は、新聞紙にくるんで、ポリ袋にいれて可燃ゴミへ出す。
※基本的に花火は数日間、水につければゴミへ出すことは出来ますが、自治体によっては、どんな方法をしても家庭ゴミとして出す事が出来ないこともあるので、お住まいのゴミ集積ルールに沿って処分方法を検討してくださいね。
まとめ
花火は保存方法さえしっかりしてれば、長期間保存したものでも使用することができます。
- 火薬が湿気っていないこと
- 花火が折れたり、曲がったりしていないこと
- 購入してから10年以内なこと
使う前に、これらのことをチェックしてみてくださいね。
1回で使いきれないこともあって毎年どうしようと悩んだ方も、今年の夏からは、是非保管をして、来年も使えるようにしておくと良いでしょう。
また、未使用の花火の処分方法については自治体によって違いがあると思いますので、しっかり確認してから捨てるようにしてくださいね。