電気代が値上げすると発表されて、ますます節約に力を入れないといけない!と主婦の多くはその上手なやりくりを考えています。
待機電力カットや、節電機能のある家電に買い替える等、様々な方法を試しています。
ところが、よく使う家電の中でもエアコンだけは、なぜかどうやって節約していいのかよく分からない人が多いです。
しかも、暖房と冷房では電気代が違ったりして、いったいどうなってるの?と、そのエアコンの仕組み自体が理解できないのです。
暖房が電気代が高くなってしまう理由や、こうしたら節約できる設定方法も含めて紹介します。
暖房冷房のエアコン電気代をこんな方法で節約できた!
簡単なリモコンの設定から節約を始めると、風量のところを「自動運転」にします。
電気代を抑えたいから、「弱モード」で運転していると、かえって室内を暖めるのに時間がかかって電気代が高くなります。
大掃除や大型連休ぐらいしかしないエアコンのフィルター掃除も、こまめにしておくと空気の循環が良くなってエアコンの電気代節約につながります。
エアコンの設定温度も、電気代に大きくかかわっていて、
暖房→20℃ぐらい(寒すぎると感じる人はもう少し温度を上げましょう。)
冷房→28℃ぐらい(あくまで目安なので暑すぎると感じたらもう少し下げましょう。)
暖房の電気代が高いのは、外気との温度差があるので、運転するエアコンも温度を上げるための機能がフル稼働してしまうので、冷房より差が大きいのが原因。
暖房の場合は風向きも大切で、温かい空気って上の方に溜まってしまうんです。
そのため、風向きを下向きにしておいたほうがお勧め。
暖房冷房共通ですが、スイッチを切ったり入れたりするのをこまめにし過ぎると、かえって電気代が高くなってしまうので気を付けましょう。
エアコンは室内だけでなく、室外機もセットでありますが、そっちにはあまり目を向けないものです。
実は室外機のファンの回っている前に、何か物が置いてあったりすると、外気との循環の関係で暖房の効果が悪くなってしまうんです。
なるべく室外機の周りは片付けておくことと、冬は凍結したり雪が積もるので、ファンの中に雪が入ってしまうことがないようなネットをつけておくとか対策も必要。
エアコンのある周辺の生活環境を変えて節約する方法!
暖房運転の場合、室内を暖めても熱が逃げてしまうと、また暖めるために運転が断続的に続いてしまうので、それを防ぐための対策が必要です。
窓ガラスに断熱効果がない場合
・天気が悪い日(雪や凍結している日)はシャッターや雨戸を閉めておく。
・窓ガラスに断熱シートをはる。
・窓ガラスから熱が逃げないようにボードやついたてを立てておく。
暖房冷房共に、室内でも場所によっては温度にムラがあって、そのために温度設定が高いとか低いとかになりやすいのです。
扇風機等でエアコンの風がまんべんなく広がっていくようにするのもおすすめ。
さらに、古い家電を使用していると、節電機能もあまりなかったりして、どうしても電気代がかかることもあるので、10年以上使用しているエアコンなら買い替えも検討すると節約になります。
エアコンメーカーの豆知識
空気の技術で世界的なメーカーは、日本にあるのをご存知ですか?
エアコンの内部のヒートポンプ技術は、日本の空調メーカー「ダイキン」が世界初で製品化したんです。
家電メーカーの中で確かに知名度は低いかもしれないですが、エアコンの空調システムに関してはまさにトップクラス。
ヒートポンプは温度をコントロールするシステムで、簡単に言うと熱を集めて運ぶこと。
それを長年研究してきたダイキンは、エアコンに関しては節約等も考えると素晴らしいノウハウのあるメーカーです。
家電販売店に行くと、ダイキンのエアコンは他のメーカーに比べると価格設定が高いです。
でも、長年使用することを考えると、初期費用は高くても長持ちするので人気があるんです。
エアコン選びは安いだけでなく、性能や省エネ、電気代等も含めて長年使用することも考えるようにしましょう。
まとめ
エアコンは夏と冬は、どうしても室内の環境を快適にするために必要不可欠なものです。
そのため、年中電気代も気になるところで、何とか節約する方法はないかと誰もが考えています。
エアコン本体に関する節約方法や、室内の断熱、空気の循環、フィルターの掃除等も合わせて対策しておくのがおすすめ。
オール電化も多くなった家庭での電気代値上げが進む中、エアコンの節約は必須条件です。