子どもに突然、「砂漠化って何?」と聞かれたらどういう風に答えますか?
なんとなく知っているようでも、いきなり砂漠化について説明出来るって人は少ないですよね。
ましてや子どもに対してなので、分かりやすく説明しなくてはいけませんし、説明してもさらに疑問を投げかけてくることもあるでしょう。
そこで、今回は、砂漠化についての知識を少しお伝えしていきます。
目次
砂漠化はなぜ起こるの?その原因は
砂漠化というと、まず砂漠が思い浮かべられるかもしれません。
しかし、砂漠と砂漠化では意味合いが全く違います。
一言でいうと、砂漠はもともとあったもの、砂漠化は人工的に出来たものだということを理解しておいてください。
砂漠化は、現在、世界中のあらゆるところで確認されています。
すでに、地球上の3分の1は砂漠化であることが報告されています。
しかも、特に砂漠化が進行しているのが、アフリカやアジアだそうで、砂漠化が進むにつれて、生活困難など貧困に拍車がかかっているのです。
では、その原因ですが、いくつかあげていきましょう。
①自然の気候が関係している
もともと緑や水などが豊富な場所であっても、何万年と時代を超えて、気候の変化により、その形態が変わるという土地が出てきました。
全然雨が降らなかったりして、木や植物が枯れてしまったり、水がかれはててしまったりして、次第にその土地全体が乾燥されてしまうと砂漠化となってしまいます。
自然の力には人間は逆らうことが出来ないので、いつしか砂漠のようになってしまったということが起こってしまうのです。
②人間の生活要因によるもの
人々が生活していく上で、森林を伐採してしまったり、農業で土地を開発したり、酪農などで動物を放し、その動物たちが草や花などをエサとして食べてしまったりするために、どんどんその土地が劣化してしまいます。
人が住むためには、仕方がない部分もありますが、必要以上に土地を開発しすぎると、緑や水が減り砂漠化につながる要因となってしまいます。
また、元々住んでいた地域などで、時代の変化とともに、住む人の人口が減っていってしまうと、今まで生活していたところに手が加わらなくなってしまい、自然要因でどんどん土地が閑散化してしまうことも要因です。
砂漠化の原因は、自然というより、人的要因が80%以上と高く、これからの生活次第ではさらに悪化することも予想されています。
砂漠化を防ぐ方法ってあるの?
砂漠化を防ぐには、世界中で様々な対策が行われています。
その中で、最も重要とされているのは、緑化活動です。
緑化活動というのは、簡単に言えば、木や植物を植えて再生を行うということです。
木が伐採されてしまったところには、木を植え直したり、植物が枯れてしまったところに植物のタネをまいたりしています。
また、砂漠化で砂が多くなってしまっているところには、砂が風などで飛ばされて二次的に被害を及ばさないようにするためにも、砂を飛ばさないように、林などを作り飛ばないように防ぐなどの対策もしています。
こういった活動が普及することで、これ以上悪化させないようにしているのです。
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砂漠化ってなぜ起こるの?原因は何?子どもにもわかりやすく伝えたい!のまとめ
砂漠化の原因には自然現象も関係していますが、人間の生活による影響が大きな問題となっていますね。
子どもに説明するときに、重要なことは、とにかく砂漠化は人間の影響が多いということを伝えてみてください。
しかし、緑化活動などで砂漠化を防いだり、これ以上悪化させないようにする方法もあるということも。
なかなか日本にいると砂漠化というのは、分かりづらいかもしれませんが、日本にいても出来ることは、たくさんあるので、是非親子で考えるきっかけにしてみてくださいね。