「東雲」や「南雲」という苗字は聞いたことがありますよね。
それでは「西雲」や「北雲」もあるのかな?とふと疑問を感じた方いらっしゃいませんか?
また「東雲」は「しののめ」と読みますが、どの漢字が「しの」と読むのか、「しのの」「め」と分けるのか?考えれば考えるほど疑問がわいてきたので、これらについて調べてみました!
「西雲」や「北雲」という苗字はあるの?
結論から言うと、残念ながら「西雲」や「北雲」という苗字はありませんでした!
ちゃんちゃん♪とこれで終わりになってしまっては面白くありませんね^^;
もし苗字を新設すれば存在することになります。
ひょっとしたらこの記事を書いている間にも、どこかで誰かが「西雲」や「北雲」といった苗字を作っているかもしれません。
新しく苗字を作る!?
考えられることは2つあります。
外国人が日本に帰化するときに、日本人のように苗字と名前を付けることができます。
漢字でもカタカナでもいいそうですが、漢字を勧められることが多いようです。
サッカーのサントス選手は「三都主」という当て字を使っていますよね。
もう一つは棄児(要するに捨て子)を発見した場合は、戸籍法第57条第2項に基づいて市町村長がその子の苗字と名前を決めます。
実際は担当者が考えたり、市町村長が自ら考えたり、いろいろなケースがあるようです。
苗字についても特に決まりがないので、「西雲」や「北雲」さんが誕生する可能性はゼロではありませんよね。
「東雲」の読み方って?
「東雲」は「しののめ」と読みますが、どのように漢字に読みを当てはめているのでしょうか?
これは「熟字訓」といって、漢字2文字以上の単語に日本の訓を当てはめた読み方なんです。
だから漢字ごとに読み方があるわけではないので、「東雲」あわせて初めて「しののめ」と読むんですね。
他によく使う熟字訓は「昨日(きのう)」、「紅葉(もみじ)」、「海老(えび)」、「小豆(あずき)」、「田舎(いなか)」、「息吹(いぶき)」、「師走(しわす)」、「吹雪(ふぶき)」、「八百長(やおちょう)」、「名残(なごり)」などがあります。
筆者が意外だったのは「風邪(かぜ)」、「心地(ここち)」、「雑魚(ざこ)」、「白髪(しらが)」、「梅雨(つゆ)」、「木綿(もめん)」などです。
これらも熟字訓だったんですね~!
非常に勉強になりました!
さいごに
「東雲」や「南雲」という苗字はあるけど、「西雲」や「北雲」はないということがわかりました。
でも新たに苗字を作ることは可能なので、いつか誕生する可能性はあるということなんですね。
また「東雲」は熟字訓といって漢字ごとに読みを当てはめているわけではない、ということもわかりました。
東と雲が2文字組み合わさって初めて「しののめ」と読むんですね。
同じような疑問を持っていらっしゃる方の参考になれば幸いです。